U-23ベトナム、ボール保持率は最低でも決勝進出! AFC公式「ポゼッションが鍵ではない」

2018年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

対照的なサッカーで勝ち上がった両チームが決勝で激突。

U-23アジア選手権の決勝はベトナム(赤)対ウズベキスタン(白)のカードに。ベトナムは前線のグエン・クアンハイ(19番)が準決勝で2ゴールと好調を維持。ウズベキスタンは、ハムロベコフ(7番)が中盤の鍵を握る。(C) Getty Images

 中国で開催されているU-23アジア選手権の決勝が1月27日、日本時間の17時00分にキックオフされる。対戦カードは、快進撃でAFC主催大会初の決勝進出を決めたベトナムと、日本と韓国をともに4ゴールでねじ伏せて勝ち上がったウズベキスタンという顔合わせだ。

 
 AFC公式サイトは、この決戦を翌日に控えて『決勝戦:10の統計と事実』と題して、両チームにまつわる10のデータを公表している。
 
 とりわけ興味深いのは、10番目に挙げられた「ポゼッションが鍵ではない」という項目のベトナムのポゼッション率について。ベトナムはなんと、今大会の出場国で最も低い35.91パーセントという数字なのだ。トータルのパス成功本数で見ると、ウズベキスタンの1989本に対して、ベトナムは1299本と大きな差が生じている。
 
 ただし、AFCはこれを「相手のプレッシャーを吸収し、カウンター攻撃を仕掛ける東南アジアの国々の傾向として説明できるだろう」とし、ベトナムに不利なデータとは見なしていない。一方、対照的にボールを支配して攻めるウズベキスタンの「パスマスター」として紹介されているのが、中盤のオディルジョン・ハムロベコフ。今大会のパス成功本数384本は、2位のタレク・サルマン(カタール)に100本近い差をつけて断トツのトップである。
 
 決勝は、ポゼッションをベースに攻めるウズベキスタンと堅守速攻を狙うベトナムという明確な構図によって展開されそうだ。
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