中島翔哉の違約金は2000万ユーロ!? 地元紙が強豪シャフタールのオファーを蹴ったと報じる

2018年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブは強気の姿勢。今冬のステップアップは…

飛ぶ鳥を落とす勢いに中島。いまやポルトガル・リーグ最注目のアタッカーのひとりに。(C)Getty Images

 ポルトガル国内のみならず、欧州全域で注目銘柄となりつつあるのが、ポルティモネンセのMF中島翔哉だ。
 
 昨年夏にポルトガル1部リーグでの挑戦をスタートさせ、瞬く間に定位置を奪取。ここまで15試合に出場して7得点・3アシストと出色の出来を披露している。FC東京からの期限付き移籍で、ポルティモネンセは20%の保有権を得ていたが、年明けに残る80%を買い上げ、あらためて2年契約を交わした。国内の2強であるポルトとベンフィカが強い関心を寄せる一方、フランクフルト、ヴォルフスブルクといったドイツ勢も触手を伸ばしており、欧州内での声価は高まるばかりだ。
 
 そんななか、ポルトガルの全国紙『Record』が報じたのが、中島に設定された違約金の額面だ。当初は1000万ユーロ(約13億円)と考えられていたが、同紙によると、いまやその倍額に達しているという。
 
「ウクライナ王者のシャフタール・ドネツクがナカジマを獲得するために、1000万ユーロを提示した。しかしポルティモネンセはこのオファーを蹴ったのだ。新契約においてクラブは、ナカジマの違約金を2000万ユーロに設定していたのである。1000万ユーロが適正価格と考えていたシャフタールはすぐさま手を引っ込めたという」
 
 同じく冬の獲得を狙っていたポルトが800万ユーロ(約10億4000万円)を提示したが、引き抜きは実現しなかった。これを受けて国内メディアは、1000万ユーロが設定額と見なしていたのだ。さらに『Record』紙は「ポルティモネンセはこの冬に買い手が見つからなくとも、シーズン終了後にナカジマの価値はさらに高まっているはずで、そのタイミングでの売却を見込んでいる」と論じた。クラブはかなり強気の姿勢で対応に当たっており、今冬の移籍市場でのステップアップは厳しいかもしれないと報じている。
 
 にわかに周辺が騒がしくなってきた、23歳の日本人アタッカー。その去就に注目が集まる。
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