【熊本|新体制】渋谷新体制でリスタート!! 「飛翔」をスローガンに再起を誓う

2018年01月21日 サッカーダイジェスト編集部

「昨季の悔しさを晴らす試合を見せ、熊本の皆さんに勇気や力を与えたい」(渋谷監督)

21日に行なわれた新体制発表会には、巻(18番)や新加入の青木(15番)をはじめ、全選手が参加した。写真:井芹貴志(フリーライター)

 熊本は1月21日、熊本市北区の植木文化ホールで2018年の新体制発表を実施。メディア向けに行われた10日の記者会見では新加入選手らが参加したのみだったが、今回はシーズンシート購入者約380名、スポンサーから約60名、2014年から実施している「火の国もりあげタイ!」の自治体から約15名、その他関係者約100名を招いた格好となるため、全登録選手が参加。

 まず、アスリートクラブ熊本の永田求代表取締役社長が登壇し、「スポンサー各社からも、昨シーズン苦しい結果に終わったからこそ頑張れという声をいただいた」と述べ、「アカデミーもふくめて今まで以上に力を注ぐ1年になる」と挨拶。続いて、蔵原信博専務取締役から2018年のクラブスローガンとなった「飛翔」という言葉に込めた思い、そして過去、クラブスローガンの一部に含まれていた「絆180万馬力」というフレーズをクラブスピリッツとしたことが説明された。

 さらに、今季から就任した織田秀和氏が挨拶。広島で長く強化担当を務めた経験を踏まえ、「悔しい結果に終わった昨年からの再起の年になる。1年で優勝したり昇格争いができるようになるほど甘くはないが、地力をつけながら、自分たちでチャンスを掴むために取り組んでいく。少なくとも最後まで戦い抜き、走り抜き、勝ち点をもぎ取る姿勢を見せることが短期的なミッション。長期的なミッションとしては、アカデミーで選手を育てていくにとどまらず、地域の優秀な指導者や選手を巻き込み、地域と一緒になって強くしていきたい」と述べた。

 渋谷洋樹監督も会場に集まったサポーターに向け、「今年は昨季の悔しさを晴らすような試合を見せ、復興に向かう熊本の皆さんに勇気や力を与えたい。どんなに苦しい状況にあっても応援を続けて欲しいし、試合だけでなく練習も見に来て欲しい」と気持ちを伝えた。

 その後、選手たちはひとりずつ今シーズンの抱負を発表。昨季7得点を挙げたFW安柄俊は15得点・5アシストと具体的な数字を述べ、また今季から加わったFW皆川佑介も2桁得点を宣言。新加入選手もそれぞれに思いを述べた。

 その後、今シーズンのリーグ戦などすべての公式戦で使用するユニフォームとスポンサーが紹介され、GK畑実、GK佐藤昭大、DF青木剛、MF上村周平、MF伊東俊、FW巻誠一郎が登場。1st、2ndとも、今季から胸スポンサーには平田機工株式会社(本社:熊本市北区)が入り、昨季まで胸に入っていた高橋酒造株式会社(本社:人吉市)は背中下部に入る。
ユニフォームサプライヤーはプーマジャパン株式会社で、「PUMA TRIBES」の昇華プリントモデル。1stユニフォームにクラブ史上初めてのストライプを採用した。

 この後、「火の国もりあげタイ!」の担当選手が発表された後、GK佐藤がキャプテン、FW巻、MF上里一将、DF黒木晃平の3人が副キャプテンを務めることも発表された。

 最後は会場に集まったサポーターらとの記念撮影を行い、選手やスタッフがハイタッチで来場者を見送り。新たなシーズンに向け、和やかな雰囲気のなかでも強い決意を感じられる新体制発表会となった。


取材・文●井芹貴志(フリーライター)


■2018年メンバー ★=新加入

GK
1 畑 実 
21 野村政孝 
30 佐藤昭大 
35 内山 圭 

DF 
3 イム・ジンウ 
4 園田拓也 
5 植田龍仁朗 
7 片山奨典 
13 多々良敦斗 ★
15 青木 剛 ★
16 ヤン・サンジュン 
23 小谷祐喜 
24 高瀬優孝 ★
29 衛藤幹弥 ★
39 鈴木翔登 ★

MF
2 黒木晃平 
6 村上 巧 
8 上村周平 
14 田中達也 
19 八久保颯 
20 上里一将 
22 上原拓郎 
25 田辺圭佑 ★
27 中山雄登 
28 林 祥太 
31 伊東 俊 ★
32 米原秀亮 
33 坂本広大 ★
37 池谷友喜 ★

FW 
9 安 柄俊 
11 皆川佑介 ★
17 佐野 翼 ★
18 巻 誠一郎
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