「エムバぺの時代がやって来る」「お前ら本気なのか?」サッカー界の注目コメント集

2018年01月20日 遠藤孝輔

ネイマールの時代のあとはフランスの怪童の時代?

元同僚のネイマールを立てたうえで、エムバぺに太鼓判を押したシャビ。果たして予想は的中するだろうか。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「エムバペの時代がやって来る」
発言者:シャビ(アル・サード/元スペイン代表)
 
 ロナウジーニョやリオネル・メッシの絶頂期を肌で知るクラックによる未来予想だ。まずは「メッシとクリスチアーノ・ロナウドの後にネイマールの時代が3、4年」と口にしたうえで、その先のサッカー界を牽引する存在として、フランスが誇る19歳の怪物FWに太鼓判を押した。二手、三手先の展開を読む自身のプレー同様、この予言もピタリ的中となるだろうか。
 
≪注目のコメント②≫
「お前ら本気なのか?」
発言者:ケビン=プリンス・ボアテング(フランクフルト/ガーナ代表)
 
 衣料メーカー『H&M』の販売サイトの写真が波紋を呼んだ。「ジャングルでもっともクールな猿」と印字されたパーカーを、黒人少年に着せていたからだ。これに反応したのが、サッカー界で人種差別と戦ってきたMF。込み上げてきた怒りのほどは、シンプルながらも痛烈な一言からも窺える。
 
≪注目のコメント③≫
「野心に限度なんて設けたくない」
発言者:ハビエル・エルナンデス(ウェストハム/メキシコ代表)
 
 ウェストハムの点取り屋が新年の抱負を述べる中で己の信条を口にした。狙うはロシア・ワールドカップでの躍進だ。母国のメキシコはグループリーグでドイツ、韓国、スウェーデンの順に戦う。早期敗退を危ぶむ声もあるが、ただ高みを見据えるのみのエースは「優勝するチャンスだってある」と意気軒昂だ。
 
≪注目のコメント④≫
「釣りと似た部分があるね」
発言者:エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン/ウルグアイ代表)
 
 独特な感性を披瀝したのが、クラブの歴代得点記録更新が近づくパリSGの主砲だ。魚がかかる機を忍耐強く待ち、チャンス到来時にすぐに仕掛けることは「フォワードの役割とほぼ同じ」と考えているようだ。その趣味を通じて、仕事に活かせる「良い目を養えている」とも。稀代のCFによるゴールラッシュの秘訣は意外なところにあった。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.2.1号より加筆・修正
 
 
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