R・マドリーのジダン監督、今シーズン限りでの退任を決意か

2018年01月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クラブも慰留はしない方向だと現地紙。

17年末にはクラブワールドカップの2連覇も達成したジダンだが、常勝を求める周囲からのプレッシャーに耐えかねて退任を決意したとMarca紙が報じる。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、今シーズン限りでの退任の意思を固め、クラブもその意向を受け入れていると、スペインの『Marca』紙が報じている。
 
 2015-16シーズン途中に解任されたラファエル・ベニテス監督の後を受け、Bチーム(レアル・マドリー・カスティージャ)の監督から内部昇格でR・マドリーの指揮官に就任したジダンは、求心力を発揮してチームを立て直しチャンピオンズ・リーグ優勝に導くと、翌16-17シーズンもCLを制覇して大会史上初となる2連覇の偉業を達成。リーガ・エスパニョーラでも5年ぶりの優勝を果たした。
 
 しかし、今シーズンのR・マドリーは開幕からもたつき、19節を終えたリーガ・エスパニョーラで暫定4位(R・マドリーは1試合未消化で9勝5分け4敗の勝点32)。首位バルセロナに勝点19という大差をつけられ、リーガ連覇はほぼ絶望的な状況に追い込まれている。2017年のラストマッチとなったバルサとのクラシコにも0-3の完敗を喫し、ジダンにはファンからの風当たりが強まり、進退が取り沙汰されていた。
 
 常勝を求めるこうした周囲からのプレッシャーが精神的な負担にもなり、ジダンは今シーズン限りでの退任に大きく傾き、クラブも慰留はしない方向だとMarca紙は伝える。
 
 なお、後任監督には、ドイツ代表のヨハヒム・レーブ監督、トッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督の名前が有力候補として浮上している。
 
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