5か月ぶり敗退のバルサ、メッシの今シーズンのPK成功率はわずか5割…

2018年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

もう3度目…PK失敗の数は今シーズンのリーグ最多。

無敗記録が29で止まったバルサ。メッシの今シーズン3度目のPK失敗が敗因のひとつであるのは間違いない。(C)Getty Images

 公式戦30試合ぶりの黒星は、エースのPK失敗とともに訪れた。バルセロナは現地時間1月17日、コパ・デル・レイ準々決勝第1レグで、エスパニョールとの敵地でのダービーを0-1で落とした。

 8月のレアル・マドリーとのスーパーカップを最後に29試合無敗を貫いていたバルセロナだが、この日は後半にリオネル・メッシがディエゴ・ロペスにPKを止められると、終了間際にエスパニョールのオスカール・メレンドに決勝点を献上。約5か月ぶりとなる黒星を喫した。

 データサイト『Opta』によると、エスパニョールがダービーを制したのは、リーガでバルサと対戦した2009年2月以来。スペイン紙『Marca』によると、ホームでの勝利は2007年1月以来、11年ぶりとなる快挙だ。

 もちろん、メッシのPK失敗が「敗因」というわけではない。だが、『Opta』が紹介した数字は気になるところだ。今シーズンのメッシはPKを6回中3回失敗しており、これはリーグ内でも最多の数字だという。今シーズンはすでに公式戦で28ゴールをマークしているメッシだけに、やや意外な数字と言えるだろう。

 とくにメッシは、エスパニョールのGKディエゴ・ロペスを苦手としているのかもしれない。2008年1月のコパでも、当時ビジャレアルに所属していたD・ロペスにPKを止められているからだ。『Marca』紙によれば、公式戦でメッシのPKを2回以上止めたのは、D・ロペスが初めてだという。

『Marca』紙は、メッシが通算で81回のPKのうち63回を成功させており、成功率は77%を上回っているとも報じているが、25日の第2レグでもPKでD・ロペスと対峙することがあれば……大きな注目を集めるだろう。

 いずれにしても、バルサがコパでベスト4に勝ち進むには逆転する必要がある。セルヒオ・ブスケッツは、「いつか負けることはわかっていた。挽回する試合があって良かったよ」と、25日の第2レグに向けて切り替えを呼びかけた。

「(黒星に)影響はされないよ。また次の試合について考える、それだけさ。幸いにも、第2レグはホームで戦える。次は絶対に勝たなければいけない」

 リーガ・エスパニョーラでは2位アトレティコ・マドリーに勝点9差の首位に立ち、チャンピオンズ・リーグはグループステージ首位通過と、順調なシーズンを過ごしてきたバルサは、コパでも準決勝に駒を進めることができるだろうか。
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