モウリーニョ監督、マンUと契約更新間近との報! 「3年目症候群」克服はなるか!?

2018年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

新契約を全うすれば戦後クラブ史上4番目の長期政権に

契約間近とされるモウリーニョ監督だが、よりクラブやファンからの支持を得るためにも、ここからシティとの勝点差をどれだけ詰められるかが重要となってくる。 (C) Getty Images

 シーズン後の退任報道を「ゴミ」と一蹴してから約2週間。マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、今度は契約延長に迫っていると報じられた。

 2016年5月に就任し、3年契約を結んだモウリーニョ監督は、就任1年目の昨シーズン、リーグ・カップとヨーロッパ・リーグの2冠を達成。今シーズンはプレミアリーグで2位につけ、チャンピオンズ・リーグではベスト16に駒を進めている。
 
 だが、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるリーグ首位のマンチェスター・シティには勝点12差と大きく水をあけられている。モウリーニョ監督は先日、「補強費が不十分」と発言するなど、クラブの投資姿勢に不満を窺わせていた。
 
 また、ロンドンに自宅を持つモウリーニョ監督は、マンチェスターでホテル住まいを続けており、一部のメディアは、ロンドンへの"帰宅"の多さも、今シーズン限りでの退任に繋がる要因と報じていた。さらにはパリ・サンジェルマンに向かうとの噂も、依然として囁かれ続けている。
 
 しかし、モウリーニョ監督は現地時間1月4日の会見で、これらの退任報道を「ゴミ」と一蹴。契約延長はクラブ次第としつつ、自身はマンチェスター・Uで指揮を執り続けるのが希望だと強調した。
 
 そして、クラブも指揮官との新契約を望んでいるようだ。『BBC』や『ESPN』、英紙『ガーディアン』など複数のメディアが、マンチェスター・Uとモウリーニョ監督が間もなく、2021年までの新契約を結ぶと報じている。BBCは、契約延長が「時間の問題」と伝えた。
 
 BBCによると、サー・アレックス・ファーガソン(27年)とサー・マット・バスビー(24年)を除き、戦後のマンチェスター・Uで最も長く采配を振るったのは、5年5か月にわたって指揮を執ったロン・アトキンソン氏(1981~86年)だという。
 
 モウリーニョ監督も新契約が実現し、満了となる2021年まで指揮を執り続けた場合、5年以上にわたって「赤い悪魔」のベンチに座ることとなる。
 
 これまで率いたクラブでは3年以内に退任し、「3年目症候群」を指摘されたこともあるモウリーニョ監督だが、マンチェスターの地で長期政権を築くことになるのだろうか。
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