【C大阪|新体制】ふたつの目標達成に向け戦力をスケールアップ。新10番は――

2018年01月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「新しい風を吹き込む」10選手を迎え入れた。

会見に臨んだ監督と新戦力10名。前列左からヤン・ドンヒョン、高木、ユン・ジョンファン監督、片山、田中、チャウワット。後列左から永石、安藤、中島、山田、魚里。写真:川本学

 セレッソ大阪が1月15日、2018年シーズンに向けた始動記者会見を開催。玉田稔代表取締役社長、大熊清チーム統括部長、ユン・ジョンファン監督のほか、新加入選手が登壇した。
 
 玉田社長は今季の目標を「来季もACL出場権を獲る。つまり、リーグ3位以内、天皇杯のタイトルを獲るということ。もうひとつはルヴァンカップ、リーグ戦、天皇杯、ACLと4つのタイトルに、チャレンジャーとして取り組んでいく。このふたつの目標を果たすために、1試合1試合、クラブと会社も含めた関係者全員が個々の頑張りを引き出すような、組織力の向上を図る」と話す。
 
 昨年はルヴァンカップと天皇杯を制し、リーグも3位と好成績を収めているだけに、当然新シーズンへの期待は高まっているだろう。ユン・ジョンファン監督は、「昨年は良い成績を残すことができた。今年もまたその責任を負うことになる。難しいシーズンになるかもしれないが、チーム方針や目標を、選手とスタッフで共有して一心同体になれれば、良い結果となるはず。『セレッソ大阪』がアジアや世界にその名を轟かせようとしている。昨年作り上げた基盤を引き継ぎながら、また発展していく」と、力強く抱負を述べている。
 
 会見に出席した新加入選手は10名(1月15日時点で加入が発表されている全員)。GK永石拓海、DF片山瑛一、MF田中亜土夢、チャウワット・ヴィラチャード、魚里直哉、FW高木俊幸、ヤン・ドンヒョン、中島元彦、山田寛人、安藤瑞季だ。「人格的、プレー的にも個性があり、新しい風を吹き込んでくれる選手。そして、競争と結束ができる選手」(大熊チーム統括部長)を迎え入れた。また海外移籍が噂された杉本健勇のほか、柿谷曜一朗、山口蛍、清武弘嗣、水沼宏太ら主力はこぞって残留。総勢42名のスケールアップしたスカッドで、4つの大会(2月10日のゼロックス・スーパーカップを含めれば5つ)に挑む。
 
 この日から練習を開始したチームは翌日の1月16日から23日まで、タイキャンプを実施。さらに、1月27日から2月4日まで宮崎県でのキャンプを行なう予定だ。(J3に臨むU‐23チームは、トップチームとは分かれて1月21日~25日まで高知県でのキャンプに臨む)

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストweb)

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