堂安律が振り返る「オランダでの半年」。Jリーグとの違い、通用した武器、凄かった相手…

2018年01月23日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自己採点は50点か60点」

17年夏にフローニンゲンへ移籍した堂安。オランダの地で着実に成長を遂げている。写真:山崎賢人

 ウインターブレイクを利用して日本に帰国していたフローニンゲン所属の堂安律が、インタビュー取材に応じてくれた。
  
 フルインタビューは本誌『サッカーダイジェスト』(1月25日発売号に掲載予定)でお届けするとして、ここではその一部を抜粋してお伝えする。
 
――オランダに渡ってから約半年間が経ちました。
 
「なんとか楽しんでやってます」
 
――ここまでリーグ戦では13試合・3得点です(18節終了時点)。自己採点をすると100点満点中何点ぐらい?
 
「思ったよりはやれてるんで、50点か60点ぐらいですかね」
 
――マイナス50点は、どのような部分ですか?
 
「やはり結果ですね。もっと結果を残さないとダメ。チームの誰よりも輝いていないと」
 
――オランダに来て、もっとも足りないと感じたのは?
 
「あらゆる面でのスピードですね。攻守の切り替え、プレス、パス、もちろん単純な走るスピードもですけど」
 
――Jリーグと比べて、具体的にどんな所でスピードの違いを感じますか?
 
「通ったと思ったパスに、追い付かれてカットされたり、とかですかね。あとは寄せの速さ。Jリーグでも白熱したゲームではそういう経験がありますが、オランダでは練習の時からそれは感じます」
 
――逆に通用したのはどんな点ですか?
 
「身体の強さですね。そこは思ったより通用しています」
 
――オランダで対戦した中で、印象に残っている選手は?
 
「PSVの右ウイング(イルビング・ロサーノ)は凄かったですね。メキシコ代表の。名前は忘れましたけど(笑)。バルセロナやレアル・マドリーも狙っているみたいですね。スピードも速かったですが、とにかく頭のいい選手で、相手がムキになってボールを奪いにきても、冷静にいなしていました」
 
――現行契約は1年間のレンタル移籍ですが、その後はどんなプランを思い描いていますか。
 
「海外でプレーしたいという気持ちは強いです。あと半年間で結果を出して、ヨーロッパのどこかのチームからオファーが来るように頑張りたい」
 
取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
協力:ナイキジャパン
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