値千金の同点弾! 中島翔哉、5試合ぶりの一撃で数的不利のポルティモネンセを救う

2018年01月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

いつもとは違うポジションで見せ場を作る

守勢を強いられる時間の長かった一戦、中島もボールに触れる回数は限られていたが、終盤で目に見える大きな結果を残した。写真は昨年9月。 (C) Getty Images

 1月8日(現地時間)、ポルトガル・リーガNOS第17節が行なわれ、ポルティモネンセの中島翔哉はパソス・フェレイラ戦で、リーグ通算7点目のゴールを決めた。


 0-1のビハインドで迎えた73分、ルモールの左からのクロスを相手DFがクリアしたところを拾った中島が、すかさず右足を一閃。ボールは右ポストに当たりながらゴールラインを割り、ポルティモネンセは同点とすることに成功した。
 
 この一戦でも先発出場を果たした中島だが、いつもの左サイドではなく、トップ下としてプレー。開始3分で惜しいシュートを放ち、他にもスピーディーなドリブルで相手選手を置き去りにして好位置でFKを得るなど、幾度か見せ場を作った。
 
 しかしポルティモネンセはポゼッションで下回り、34分には相手のシュートを防ごうとしてファウルを犯したブルーノ・タバタが2度目の警告を受けて退場になり、数的不利をも強いられる。これでシステム変更を余儀なくされ、中島は左サイドに移った。
 
 その後は守勢を強いられ、中島もボールに触れる機会がさらに減少。そして54分、ルイス・フェリペのGKの頭上を越すヘディングシュートを許し、ポルティモネンセは先制ゴールを奪われた。
 
 これを機に、再び中島はポジションを中央に移動。すると62分にはドリブルから好位置でFKを得、70分にはパウリーニョにダイレクトでリターンパスを通し、GKとの1対1という決定機を演出するなど、攻撃を活性化させ、チャンスをもたらした。
 
 そして73分のゴール。5試合ぶりの一撃で、中島は通算得点を7に伸ばしている。
 
 さらにアディショナルタイムには、ペナルティーエリア手前のFKでキッカーを任され、ゴール左隅を狙ったが、これはわずかに枠を外れ、12節トンデラ戦以来の2ゴールはならなかった。
 
 試合は1-1で終了。中島のゴール、GKリカルド・フェレイラの好守、そして相手の逸機もあって、ポルティモネンセはアウェーで勝点1を獲得した。
 
 敗戦を免れたものの、これで5試合連続勝利なし(3分け2敗)のポルティモネンセ。トンデラ戦以来の勝利を目指し、次節(14日)はボアビスタとのアウェーマッチに臨む。
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