ブンデスリーガでブレイク中のジャマイカ産ウイングがベルギー代表入りを目指す?

2018年01月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

W杯やEUROでプレーすることを夢見る。

ジャマイカ代表からの招集を拒否し続けているベイリー。ベルギー代表への“鞍替え”は実現するのか。(C)Getty Images

 17節を消化したブンデスリーガで新鮮な驚きを提供しているのが、レバークーゼンに所属する20歳の快足ウイング、レオン・ベイリーだ。昨年1月に加入した当初は適応に苦しんだものの、2年目の今シーズンは6得点・4アシストをマークし、チームに不可欠な存在となりつつある。
 
 しかし、これだけの活躍を披露していながら、ルーツであるジャマイカでのA代表歴がないのは、いったいなぜなのか。
 
『Bild』紙によれば、試合のたびに長距離移動を強いられるうえ、ジャマイカ代表の杜撰なチームマネジメントにも腹を立て、招集を拒否しつづけているようだ。400ポンド(約6万円)のマッサージ代すら支払えず、自腹を切ったこともあったという。
 
 また、招集を拒否している理由はそれだけではないようで、同紙は「ベイリーがベルギー代表入りを目指している」とも報じている。
 
 ベイリーはジャマイカで生まれ、14歳でヨーロッパへ渡り、オーストリアやドイツのクラブを経て、18歳になったばかりの15年8月にベルギーの名門ヘンクに入団。レバークーゼンに移籍するまでの1年半プレーした。
 
 実際にベルギーで生活した期間が短いため、国籍を取得するのは簡単ではないが、本人はW杯やEUROといったビッグトーナメントで、ベルギー代表としてプレーすることを夢見ているという。
 
 この国籍変更が実現すれば、ベルギー代表にとっても朗報。6月に開幕するロシアW杯では間違いなく大きな武器になるはずだ。
 
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