千葉の羽生直剛が現役引退を発表。恩師オシムの言葉を胸に「野心は無くさぬようにしていきたい」

2018年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「社会人としてゼロからのスタートとなる」今後についても言及。

プロ生活にピリオドを打った羽生は「「僕を育ててくれたクラブであるジェフ千葉で引退できる事を心から幸せに思います」と語った。(C)SOCCER DIGEST

 J2の千葉が5日、MF羽生直剛の現役引退を発表した。羽生はクラブを通して「これまで本当に色々な事があり、様々な想いがありますが、ここで伝えたい事はやはり感謝の気持ちだけです。それは、僕のような、体が小さな選手が16年もの間、プレーしてこられたのは、たくさんの皆様の支えがあったからに他ならないと考えているからです」とコメント。感謝の気持ちを表わすとともに、「僕を育ててくれたクラブであるジェフ千葉で引退できる事を心から幸せに思いますし、誇りに思います」と万感の想いを語った。
 

 また、「社会人としてゼロからのスタートとなる」今後については、「ここまでのサッカー人生で学んだ、常に挑戦し続け、オシムさんにも言われた『野心』を持ち続けるメンタリティ、それは無くさぬようにしていきたいと思います。そして、僕を受け入れてくれた3クラブ、そしてサッカー界への恩返しが出来るような人間に成長する事が、今の僕の野心だと、そう考えています」とサッカー界への貢献を誓った。
 
 羽生は2002年に市原(現・千葉)に加入し、08年にFC東京に移籍。13年に甲府へのレンタル移籍を経て、翌14年から16年まで再びFC東京でプレーし、昨シーズンは古巣の千葉に復帰していた。J1通算成績は344試合・29得点、J2通算成績は45試合・5得点。日本代表ではAマッチ通算17試合出場という記録を残している。
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