「僕はサッカーをするただの若者さ」C・ロナウドに捧げるルーニーの金言

2018年01月05日 遠藤孝輔

自身の価値を高めるには謙虚さも必要では?

バロンドールを獲得した際の自画自賛で、周囲の反感を買ってしまったC・ロナウド(左)には、若き日のルーニー(右)の言葉を捧げたい。(C)Getty Images

≪注目のコメント≫
「俺は史上最高の選手」
発言者:クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリ―/ポルトガル代表)
 
 歴代最多タイとなる5度目のバロンドールを受賞し、名実ともにサッカー界の頂点を極めたのは事実。それでもこの自画自賛が波紋を呼んでいるのは、言わずもがな「リオネル・メッシこそ」と考える人々の気分を損ねたから。二大巨星を巡る比較論を再燃させるには、これ以上ない"燃料投下"となった。
 
≪C・ロナウドに捧げる"金言"≫
「僕はサッカーをするただの若者さ」
発言者:ウェイン・ルーニー(エバートン/元イングランド代表)
 
 マンチェスター・Uに所属した06年当時、英国中で持て囃されていた頃の発言だ。僕は普通の人となにも変わらない――。それを自分なりの言い回しで表現したのだ。当時の僚友であるC・ロナウドほどの栄光は掴めていないが、こうした謙虚さが自身のアンチを増やさない一因になっているのだろう。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.1.4号より加筆・修正
 
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