バルサ、コウチーニョ獲得には最低でも195億円が必要?

2018年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

冬の移籍マーケット限定なら歴代最高額だが。

バルサへの移籍が噂されるコウチーニョ。この冬一番のビッグディールは実現するのか。(C)Getty Images

 リバプールのフィリッペ・コウチーニョは、夏に続き冬のマーケットでもバルセロナへの移籍が注目されている。英紙『The Guardian』や『The Daily Telegraph』によると、移籍を望んでいるとされる同選手を引き抜くには、バルセロナは歴代2位の移籍金を支払わなければならないようだ。

 バルサは夏のマーケットでリバプールに3回オファーを出した。だが、コウチーニョを獲得する夢は叶わなかった。『The Guardian』紙によると、最終のオファー額は1億3000万ユーロ(約169億円)で、4000万ユーロ(約52億円)のボーナスが含まれていたという。

 それでもリバプールのユルゲン・クロップ監督は当時、コウチーニョの売却を拒絶した。だが、最近はこのスタンスがいくらか和らいでいるらしく、代理人はバルサ移籍の可能性を模索しつづけているとのことだ。

 とはいえ、リバプールとコウチーニョの契約は2022年までと長期で、さらには契約解除金も設定されていないだけに、移籍金の高騰は避けられない。

 そんななか先日、『The Guardian』紙や『The Daily Telegraph』紙は、リバプールは最低でも1億3000万ポンド(約195億円)を求めていると伝えた。もしこの金額で移籍が実現した場合、夏にバルサからパリ・サンジェルマンに移籍したネイマールに次ぐ歴代2位の記録となる。

 また、スペイン紙『Marca』も、移籍金が1億5000万ユーロ(約195億円)に達する可能性を報道。リバプールが先日サウサンプトンからフィルジル・ファン・ダイクを獲得した際の8400万ユーロ(約109億2000万円)を上回り、冬の移籍金としては歴代最高額になると伝えた。

 なお、スペインにおける現時点での冬の移籍金最高額は、2008-09シーズンにレアル・マドリーがアヤックスから獲得したクラース=ヤン・フンテラールの2700万ユーロ(約35億1000万円)。つまり報じられているとおりなら、10年もしないうちに移籍金の最高額は5倍以上に高騰することになる。

 先日はバルサとコウチーニョのスポンサーである『NIKE』社が、誤って移籍が決定したかのような発表をしてしまい話題をさらったが、注目のビッグディールははたして現実のものとなるのだろうか。
 
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