危なげなく、思い通りに試合を進めた後半
決定的な2点目を祝うレスターの面々。岡崎は自身の得点機は活かせなかったものの、その動きで相手に脅威を与え続けた。激しい肉弾戦に傷付きながらも立ち上がる彼には、地元のファンも拍手喝采を送った。 (C) Getty Images
1月1日(現地時間)、プレミアリーグ第22節が行なわれ、レスターは3-0でハダースフィールドを下した。
リバプールに1-2で敗れた前節からわずか2日後に迎えた一戦。あまりに過酷な状況のなかで、レスターはスタメンを3人入れ替えて臨み、そのなかには2試合ぶり先発出場の岡崎慎司も含まれていた。
先にフィニッシュに持ち込んだのは、アウェーのハダースフィールド。開始から1分も経たないうちにレーベがファーストシュートを放つ。その後もしばらくは彼らがポゼッションで上回るものの、時間が経つにつれて地力で勝るレスターが攻勢に立っていった。
7分にフクスのクロスをスリマニが頭で合わせたプレーはオフサイドと判定されたが、ホームチームはその後も左サイドからチャンスを作っていく。また、DFラインの裏や空いたスペースを狙うスリマニの動きを味方も意識し、鋭い縦パスで相手守備陣に冷や汗をかかせた。
岡崎は1・5列目の位置で縦横に精力的な動きを見せ、ダイレクトパスでレスターの攻撃を活性化。また、相手に嫌がられる持ち前の粘り強さも健在だった。29分にディディのスルーパスに抜け出しそうになるも、マーカーと絡んで倒れ、その際に左手を踏まれて出血し、治療を受けるというアクシデントもあった。
しかし、最初に決定機を作ったのはハダースフィールドで、19分にウィリアムズが縦パス1本で完全に抜け出したが、追走したマグワイアに背後からチャージを受け、ペナルティーエリアに入ったところで倒れる。しかし、これはノーファウルと判定された。
攻守の精度や質ではレスターが上と言えたものの、ハダースフィールドも守備では要所を締めて相手に決定的なプレーを作らせないまま、試合は前半を終えた。
後半に入ると、ホームチームはギアを上げて立ち上がりから主導権を握る。47分にCKのクリアボールをフクスが詰めたところを岡崎がコースを変えてきわどいシュートを放つと、その3分後には右からのクロスをスリマニが頭で合わせて枠内に飛ばす。
チャンスが続いた後に迎えた53分、ロングスローのクリアボールをオルブライトンがダイレクトでゴールの右前に入れると、マハレズが角度のない位置からダイレクトボレーでゴール左隅に流し込み、レスターがついに先制ゴールを奪った。
ようやくリードを得たレスターは、ここからカウンターで冴えを見せ、56分にはマハレズのパスから岡崎が完全に抜け出す。しかしファーストタッチが大きくなってしまい、先に追い付いた相手選手を背後から押したとしてファウルと判定された。
決定機を逸したホームチームだが、すぐに次のチャンスが訪れる。60分、再びカウンターからマハレズが持ち込んでスリマニに決定的なラストパス。1対1での冷静な浮き球のシュートでGKレスルの牙城を崩し、今度はゴールに結び付けて見せた。
これでレスターは安全圏に入り、ハダースフィールドの攻撃を受けながらも危なげなくこれをかわしながら時間を進めていく。アウェーチームは、インスが効果的なプレーを見せるものの味方のフォローがなく、レスターに脅威を与えるまでには至らなかった。
岡崎は守備面での献身性を示しながらも攻撃的姿勢も失わず、73分には自陣から長距離ドリブルを仕掛け、78分にもスリマニのパスを受け、切り返しでDFをかわして得点機を迎えるも、シュートの前にDFにボールを奪われた。
83分にCKからディディがニアで頭ひとつ抜け出したヘッドでクロスバーをヒットするなど、チャンスを作り続けたレスターは、85分、夏の移籍市場でわずか14秒の遅れに泣いたアドリエンがついにデビューを飾り、スタジアムは大いに沸き立った。
アディショナルタイムにもスリマニの力強いドリブルから、最後はオルブライトンが詰めて加点したレスター。リーグ戦では5試合ぶり(公式戦では6試合ぶり)の勝利で2018年のスタートを切った。次は5日後、FAカップ3回戦でフリートウッドタウンと対戦する予定だ。
リバプールに1-2で敗れた前節からわずか2日後に迎えた一戦。あまりに過酷な状況のなかで、レスターはスタメンを3人入れ替えて臨み、そのなかには2試合ぶり先発出場の岡崎慎司も含まれていた。
先にフィニッシュに持ち込んだのは、アウェーのハダースフィールド。開始から1分も経たないうちにレーベがファーストシュートを放つ。その後もしばらくは彼らがポゼッションで上回るものの、時間が経つにつれて地力で勝るレスターが攻勢に立っていった。
7分にフクスのクロスをスリマニが頭で合わせたプレーはオフサイドと判定されたが、ホームチームはその後も左サイドからチャンスを作っていく。また、DFラインの裏や空いたスペースを狙うスリマニの動きを味方も意識し、鋭い縦パスで相手守備陣に冷や汗をかかせた。
岡崎は1・5列目の位置で縦横に精力的な動きを見せ、ダイレクトパスでレスターの攻撃を活性化。また、相手に嫌がられる持ち前の粘り強さも健在だった。29分にディディのスルーパスに抜け出しそうになるも、マーカーと絡んで倒れ、その際に左手を踏まれて出血し、治療を受けるというアクシデントもあった。
しかし、最初に決定機を作ったのはハダースフィールドで、19分にウィリアムズが縦パス1本で完全に抜け出したが、追走したマグワイアに背後からチャージを受け、ペナルティーエリアに入ったところで倒れる。しかし、これはノーファウルと判定された。
攻守の精度や質ではレスターが上と言えたものの、ハダースフィールドも守備では要所を締めて相手に決定的なプレーを作らせないまま、試合は前半を終えた。
後半に入ると、ホームチームはギアを上げて立ち上がりから主導権を握る。47分にCKのクリアボールをフクスが詰めたところを岡崎がコースを変えてきわどいシュートを放つと、その3分後には右からのクロスをスリマニが頭で合わせて枠内に飛ばす。
チャンスが続いた後に迎えた53分、ロングスローのクリアボールをオルブライトンがダイレクトでゴールの右前に入れると、マハレズが角度のない位置からダイレクトボレーでゴール左隅に流し込み、レスターがついに先制ゴールを奪った。
ようやくリードを得たレスターは、ここからカウンターで冴えを見せ、56分にはマハレズのパスから岡崎が完全に抜け出す。しかしファーストタッチが大きくなってしまい、先に追い付いた相手選手を背後から押したとしてファウルと判定された。
決定機を逸したホームチームだが、すぐに次のチャンスが訪れる。60分、再びカウンターからマハレズが持ち込んでスリマニに決定的なラストパス。1対1での冷静な浮き球のシュートでGKレスルの牙城を崩し、今度はゴールに結び付けて見せた。
これでレスターは安全圏に入り、ハダースフィールドの攻撃を受けながらも危なげなくこれをかわしながら時間を進めていく。アウェーチームは、インスが効果的なプレーを見せるものの味方のフォローがなく、レスターに脅威を与えるまでには至らなかった。
岡崎は守備面での献身性を示しながらも攻撃的姿勢も失わず、73分には自陣から長距離ドリブルを仕掛け、78分にもスリマニのパスを受け、切り返しでDFをかわして得点機を迎えるも、シュートの前にDFにボールを奪われた。
83分にCKからディディがニアで頭ひとつ抜け出したヘッドでクロスバーをヒットするなど、チャンスを作り続けたレスターは、85分、夏の移籍市場でわずか14秒の遅れに泣いたアドリエンがついにデビューを飾り、スタジアムは大いに沸き立った。
アディショナルタイムにもスリマニの力強いドリブルから、最後はオルブライトンが詰めて加点したレスター。リーグ戦では5試合ぶり(公式戦では6試合ぶり)の勝利で2018年のスタートを切った。次は5日後、FAカップ3回戦でフリートウッドタウンと対戦する予定だ。