C大阪が延長を制して43大会ぶりの天皇杯制覇、水沼の決勝点で2冠を達成!横浜は4大会ぶりの頂点ならず

2018年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

延長前半にヘディングシュートが炸裂!

水沼が決勝点!山村からのクロスをヘッドで仕上げた。写真:徳原隆元

[天皇杯・決勝]C大阪2-1横浜/1月1日/埼玉
 
 天皇杯の決勝が1月1日、埼玉スタジアムで行なわれ、C大阪が2-1で横浜を下した。C大阪は43大会ぶり4度目(前身含む)、Jリーグ参入以降としては初の頂点に立った。昨年11月のルヴァンカップに続く優勝で、国内2冠を達成した。
 
 最初のビッグチャンスを迎えたのはC大阪だった。中央での細かいパスワークで相手を翻弄し、最後は柿谷曜一朗の浮き球パスを受けた清武弘嗣がエリア内でボレーシュート。GK飯倉大樹に防がれるも、ゴールになっていてもおかしくないシーンだった。
 
 しかし、このピンチをしのいだ横浜が8分に先制に成功する。左サイドの下平匠がフリーでクロスを上げると、中央の伊藤翔が胸トラップでコントロールし、GKキム・ジンヒョンとの1対1を制した。
 
 横浜は29分にパク・ジョンスのミスから、あわや失点という場面を迎えたが、なんとかパク・ジョンス自身が身体を張って防ぎ、難を逃れた。
 
 後半は1点が欲しいC大阪がボールを保持して攻め込み、横浜が守ってカウンターを狙う展開に。そうしたなか迎えた65分、水沼宏太のミドルから生まれたチャンスを、山村和也が沈めてC大阪が同点に追いついた。

 C大阪はそのまま勢いに乗って攻め込み、87分には途中出場のリカルド・サントスがエリア内で決定機を迎えた。しかし、ゴールには至らず。延長戦に突入する。

 迎えた95分、C大阪が逆転弾を見舞う。山村がファーサイドにふんわりとしたクロスを送ると、走り込んだ水沼が下平との競り合いを制してヘディングシュート。GK飯倉のポジショニングミスを突いてゴールに流し込んだ。

 そのまま2-1で試合終了。C大阪が元日決戦を制した。横浜は大会最多タイとなる4大会ぶり8回目の優勝とはならなかった。
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