U-18日本代表の選出が、さらなる成長のきっかけに。
初戦で2得点と好スタート。U-18代表にも名を連ねる圓道は、今大会で本格ブレイクとなるか。写真:末永裕樹
[高校サッカー選手権・1回戦]旭川実4-2宜野湾/12月31日/浦和駒場スタジアム
北海道代表の旭川実と沖縄県代表の宜野湾による1回戦。最北端と最南端の両雄が激突した試合で、最も会場が沸いたのが前半37分だった。旭川実の3年生FW圓道将良が、右からのクロスに合わせて左足を振り抜き、豪快なボレーシュートを叩き込んだ。
雪が降り始め、手をさすりながら「寒いね」などと談笑をしながら試合を見ていた記者たちも、思わず「うおっ!」と唸る驚愕のビューティフルゴールだった。
「良いところに(ボールが)来て、思い切り振り抜きました。周りに誰もいなくて、ゴールも近かったので、打つしかないなと。そしたら良いコースに飛んでいって、自分でもビックリしました」
高いテクニックを見せた圓道はさらに、56分には相手のミスを見逃さず自身2点目もゲット。鋭い得点嗅覚も披露した。
もっとも、この活躍は偶然ではないだろう。162センチと小柄ながら、その攻撃センスには定評があり、大会前から注目選手のひとりとして取り上げられていた。
北の大地で生まれ育ったアタッカーが、その名を上げたのが今夏のインターハイだ。2ゴールを決めただけでなく、仙台育英(宮城県)や静岡学園(静岡県)など強豪校を相手に、持ち前のスピードを遺憾なく発揮し、チームを北海道勢として実に23年ぶりの8強入りに導いた。
その後9月には、U-18日本代表の候補合宿に初招集される。この経験がさらに圓道を成長させるきっかけとなった。
「みんな巧くて、トラップとかもまったくミスがない。レベルが高くて、ついていくだけで精一杯でしたね。(代表合宿を終えて)戻ってからも、このレベルでずっと練習からやっていこうと意識は高まりましたね」
とりわけ、徹底して取り組んだのが「決定力の向上」だった。「できるだけゴールの近くにいよう」と常にゴールを視野に入れ、チャンスを逃さないようシュート精度を磨いてきた。まさに、その進化を1試合目で証明したと言っていい。
北海道代表の旭川実と沖縄県代表の宜野湾による1回戦。最北端と最南端の両雄が激突した試合で、最も会場が沸いたのが前半37分だった。旭川実の3年生FW圓道将良が、右からのクロスに合わせて左足を振り抜き、豪快なボレーシュートを叩き込んだ。
雪が降り始め、手をさすりながら「寒いね」などと談笑をしながら試合を見ていた記者たちも、思わず「うおっ!」と唸る驚愕のビューティフルゴールだった。
「良いところに(ボールが)来て、思い切り振り抜きました。周りに誰もいなくて、ゴールも近かったので、打つしかないなと。そしたら良いコースに飛んでいって、自分でもビックリしました」
高いテクニックを見せた圓道はさらに、56分には相手のミスを見逃さず自身2点目もゲット。鋭い得点嗅覚も披露した。
もっとも、この活躍は偶然ではないだろう。162センチと小柄ながら、その攻撃センスには定評があり、大会前から注目選手のひとりとして取り上げられていた。
北の大地で生まれ育ったアタッカーが、その名を上げたのが今夏のインターハイだ。2ゴールを決めただけでなく、仙台育英(宮城県)や静岡学園(静岡県)など強豪校を相手に、持ち前のスピードを遺憾なく発揮し、チームを北海道勢として実に23年ぶりの8強入りに導いた。
その後9月には、U-18日本代表の候補合宿に初招集される。この経験がさらに圓道を成長させるきっかけとなった。
「みんな巧くて、トラップとかもまったくミスがない。レベルが高くて、ついていくだけで精一杯でしたね。(代表合宿を終えて)戻ってからも、このレベルでずっと練習からやっていこうと意識は高まりましたね」
とりわけ、徹底して取り組んだのが「決定力の向上」だった。「できるだけゴールの近くにいよう」と常にゴールを視野に入れ、チャンスを逃さないようシュート精度を磨いてきた。まさに、その進化を1試合目で証明したと言っていい。