12月30日に高校サッカー選手権が開幕し、直後のオープニングマッチでは関東一（東京B）と佐賀東が対戦した。

 　試合は序盤から実力伯仲の好勝負。関東一が丁寧にボールを繋いで攻め込めば、佐賀東は堅守速攻の形から勝機を窺う。しかし、互いにゴールを奪うまでには至らず前半は０－０で折り返した。
 
　迎えた後半、前半同様に拮抗した展開が続くなかで、佐賀東が先に試合を動かす。後半６分に山田昭汰（３年）の右クロスに中里知己（３年）がヘディングシュート。これがネットに突き刺さり、待望の先制弾となった。
 
　これで攻めに打って出ざるを得なくなった関東一に、アクシデントが襲う。攻撃の核・重田快（３年）が頭を強打し、後半17分に小久保佳悟との交代を余儀なくされたのだ。これでサイドの崩し役が不在となり、関東一は思うように攻撃を繰り出せない。すると、佐賀東が一瞬の隙を突いて追加点。同24分、都渡倭（３年）が豪快に左足でミドルシュートを叩き込んでみせた。
 
　その後も佐賀東は規律の取れた守りで相手の攻撃を跳ね返し、得点を与えない。このまま、２点のリードを守り切った佐賀東は関東一を破って、2回戦へと駒を進めた。

【選手権PHOTO】１回戦　関東第一 0-2 佐賀東　注目の開幕戦は2得点の佐賀東が快勝