「大好きなクラブなんだ」パリSGのパストーレがインテルとのコンタクトを認める

2017年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームメイトに別れを告げたとの報道は否定。

インテルとの接触を認めたパストーレ。この冬にパリSGを出るのか、その動向に注目だ。(C)Getty Images

 今シーズンからルチアーノ・スパレッティ監督が率いるインテルは、開幕から16戦無敗とスタートダッシュに成功し、当初の予想を裏切るサプライズとして賛辞を浴びた。だが、現地時間12月23日のサッスオーロ戦で連敗を喫すると、さっそく「冬のマーケットでの補強が必要だ」と叫ばれている。

 そして、マンチェスター・ユナイテッドで去就が騒がれているヘンリク・ムヒタリアンとともに、ターゲットのひとりとされているのが、パリ・サンジェルマンのハビエル・パストーレだ。

 パレルモ時代にセリエAで活躍した実績を持つパストーレだが、このアルゼンチン代表MFをそのパレルモに引き抜いたのは、現インテル・オーナーである蘇寧グループでテクニカルコーディネーターを務めるワルテル・サバティーニ氏で、いまでもパストーレを高く評価していると言われている。

 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によると、そのパストーレは20日のカーン戦後、イタリア『Premium Sport』で「去るのはいつだって難しいものだ。サポーターは僕を好いてくれているし、僕も彼らが大好きなんだ」と、別れを決意したかのようなコメントを残している。またフランス・メディアは、パストーレがすでにチームメイトに別れを告げたとも報じた。

『La Gazzetta dello Sport』紙によると、パストーレは今回、スペイン『Mundo Deportivo』紙で、「契約はあと1年半あり、最近はよりプレーすることができていて、うまくやっている。僕にできるのは、(出場機会を増やせるように)監督を納得させることだけだ」と、この報道を否定している。

 だが一方でパストーレは、「代理人がインテルと何度かコンタクトを取っている。ただ、合意はしていない。インテルは大好きなクラブだし、パリを離れるなら、イタリアに戻りたいと強く思っている」と、インテルと接触があることを認めた。

 夏にパリSGに加入したネイマールに背番号10を譲ったパストーレは、以前から移籍を希望しているとの噂が後を絶たない。インテルのほかに、アトレティコ・マドリーやミラン行きの話もあるパストーレは、冬のマーケットでどのような決断を下すのだろうか。
 
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