横浜――前半をゼロでしのぎ、後半のワンチャンスを生かす。
故障者/横浜=齋藤 柏=手塚、小林
出場停止/横浜=なし 柏=なし
天皇杯・準決勝
横浜F・マリノス―柏レイソル
12月23日(土)/15:05/等々力
横浜F・マリノス
2回戦 FC大阪/〇3-1/得点者:富樫、前田、遠藤
3回戦 沼津/〇4-2/得点者:齋藤②、喜田、H・ヴィエイラ
4回戦 広島/〇3-2/得点者:H・ヴィエイラ③
準々決勝 磐田/〇1-0/得点者:OG
【最新チーム事情】
●負傷離脱選手は齋藤学のみ。その他は、外国籍選手を含む全員が通常練習を行なっている。
●柏戦に臨む11人は、1-0で勝利したリーグ最終節・浦和戦の先発が軸となり、そこに出場停止で欠場していた天野純とマルティノスが加わる。
●フィールドプレーヤーの半数にあたる5選手が左利きになる見込み。左サイドに偏りがちな攻撃がどのように機能するかがポイントだろう。
【担当記者の視点】
シーズン開幕前に「カップ戦優勝とACL出場権獲得」を目標に掲げた横浜にとって、天皇杯のタイトルはまさしく"一石二鳥"の大会と言える。リーグ戦と並行しながら行なわれた準々決勝までは、先発メンバーをやり繰りしながら戦ってきた。しかしリーグ戦はすでに終了し、この天皇杯が今季最後の公式戦となる。無心で全力投球できる一戦だ。
昨季は準決勝で涙を呑んでタイトルに手が届かなかった。そのリベンジという意味合いも含まれる一戦だが、今季のリーグ戦では柏に対して1分1敗と未勝利。相手のポゼッションとハイプレスに真っ向勝負を挑んだものの、攻略できたとは言い難かった。
エリク・モンバエルツ監督が「攻守においてバランスが取れている」と分析する柏に対し、果たしてどのような戦略を立てるのか。
いずれにせよ、早い時間帯の失点だけは避けたい。リーグ最終節・浦和戦は序盤にピンチを招きながらも身体を張った守備でなんとかしのぎ、後半のワンチャンスを生かし1-0で勝利した。攻撃の核である齋藤を欠く現状では、この戦い方がベターだろう。
左利きが大挙する左サイドからの崩しと、右サイドに陣取るマルティノスの個人技を起点に、少ないチャンスをゴールに結びつけたい。
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)
横浜F・マリノス―柏レイソル
12月23日(土)/15:05/等々力
横浜F・マリノス
2回戦 FC大阪/〇3-1/得点者:富樫、前田、遠藤
3回戦 沼津/〇4-2/得点者:齋藤②、喜田、H・ヴィエイラ
4回戦 広島/〇3-2/得点者:H・ヴィエイラ③
準々決勝 磐田/〇1-0/得点者:OG
【最新チーム事情】
●負傷離脱選手は齋藤学のみ。その他は、外国籍選手を含む全員が通常練習を行なっている。
●柏戦に臨む11人は、1-0で勝利したリーグ最終節・浦和戦の先発が軸となり、そこに出場停止で欠場していた天野純とマルティノスが加わる。
●フィールドプレーヤーの半数にあたる5選手が左利きになる見込み。左サイドに偏りがちな攻撃がどのように機能するかがポイントだろう。
【担当記者の視点】
シーズン開幕前に「カップ戦優勝とACL出場権獲得」を目標に掲げた横浜にとって、天皇杯のタイトルはまさしく"一石二鳥"の大会と言える。リーグ戦と並行しながら行なわれた準々決勝までは、先発メンバーをやり繰りしながら戦ってきた。しかしリーグ戦はすでに終了し、この天皇杯が今季最後の公式戦となる。無心で全力投球できる一戦だ。
昨季は準決勝で涙を呑んでタイトルに手が届かなかった。そのリベンジという意味合いも含まれる一戦だが、今季のリーグ戦では柏に対して1分1敗と未勝利。相手のポゼッションとハイプレスに真っ向勝負を挑んだものの、攻略できたとは言い難かった。
エリク・モンバエルツ監督が「攻守においてバランスが取れている」と分析する柏に対し、果たしてどのような戦略を立てるのか。
いずれにせよ、早い時間帯の失点だけは避けたい。リーグ最終節・浦和戦は序盤にピンチを招きながらも身体を張った守備でなんとかしのぎ、後半のワンチャンスを生かし1-0で勝利した。攻撃の核である齋藤を欠く現状では、この戦い方がベターだろう。
左利きが大挙する左サイドからの崩しと、右サイドに陣取るマルティノスの個人技を起点に、少ないチャンスをゴールに結びつけたい。
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)