大迫勇也の頼れる相棒に? 2シーズン連続の2部得点王が古巣ケルンへ復帰

2017年12月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

貧打解消の切り札として白羽の矢が立つ。

テロッデにとっては6年ぶりとなる古巣ケルンへの復帰。持ち前の決定力を武器に、チームを上昇気流に乗せられるか。(C)Getty Images

 12月20日、ケルンがシュツットガルトに所属するFWジモン・テロッデを獲得したと公式サイトで発表した。契約期間は2021年までで、背番号は9に決まった。
 
 今夏にエースストライカーだったアントニー・モデストを中国の天津権健に売却したケルンはその主砲の穴を埋められず、17節を消化したブンデスリーガで断トツの最下位に沈んでいる。総得点はリーグ最少の「10」で、その貧打解消の切り札として白羽の矢が立ったのがテロッデだった。
 
 現在29歳のテロッデは09年から11年までケルンに在籍したものの、トップチームでは十分な出場機会を得られないまま、11年7月に当時2部のウニオン・ベルリンへ移籍。その後は同じ2部のボーフムに活躍の場を移し、15-16シーズンに25ゴールを挙げて得点王に輝く。翌シーズンに引き抜かれたシュツットガルトでも得点王を獲得し、チームの1部昇格の原動力となった。
 
 ところが今シーズンは再び1部の壁にぶち当たり、わずか2得点と期待を大きく裏切る結果に。11月に入ってからは先発を外れる機会が増え、得点力不足に悩む古巣ケルンへの復帰の噂が飛び交っていた。
 
 12月6日にケルンのSDに就任したばかりのアルミン・フェーはこう期待を寄せる。
 
「フィジカルが強く、決定力の高さも実証済みだ。人間性も申し分ない」
 
 テロッデの加入は、現在肺炎で離脱中の大迫勇也にもプラスに作用するはずだ。昨シーズンまで良好な連携を築いていたモデストと同タイプの基準点型のCFで、パートナーとしては理想的だろう。
 
 新たなストライカーの到来が、不振脱出の起爆剤となるか。ウインターブレイク明けのケルンの戦いぶりに注目だ。
 
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