イブラから病と闘う子どもたちへメッセージ「人生にはフットボールより大切なことがある」「ありがとう」

2017年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

子どもたちと笑顔で交流。

ポール・ポグバ(右)とともに、病室を訪れて、子どもたちにプレゼントを手渡したイブラヒモビッチ(左)。 (C) Getty Images

 子どもたちの笑顔に触れ、"ライオン"の心も安らぎに満ちたようだ。
 
 現地時間12月18日にマンチェスター・ユナイテッドの面々は、地元病院の小児病棟を訪問。病に苦しむ子どもたちにクリスマスのサプライズ交流を行なった。その模様をクラブの公式サイトがレポートしている。
 
 3つのグループに分かれ、異なる病院を訪問したマンチェスター・Uの選手たち。そのなかでズラタン・イブラヒモビッチは、ポール・ポグバとともに『ロイヤル・マンチェスター・チルドレン・ホスピタル』に足を運んだ。
 
 小児専門としてはイギリス最大の医療施設である同病院では、重病を患うイングランド北西部の子どもたちが、専門家の治療を受けている。
 
 当然、入院生活を余儀なくされている子どもたちは、家族と離れてクリスマスを過ごすことになる。そんな子どもたちを少しでも励まそうとサイン入りグッズをプレゼントしたイブラヒモビッチたちは、まさにサンタクロースのような存在となったことだろう。
 
 この訪問企画に対して、「素晴らしいことだ」とコメントしたイブラヒモビッチは、ピッチ外でのこうした交流活動の大切さを説いている。
 
「子どもたちはベストの状態ではないかもしれない。けど、俺たちはあの子たちにささやかな幸福とポジティブな感情を与えることができるし、今日はそれをプレゼントできたと思う。それは素晴らしいことだ」
 
 さらに交流会終了後に自身のツイッターを更新し、「人生にはフットボールより大事なことがある。訪問させてくれてありがとう」と、改めて感謝の想いをつぶやいている。
 
 ちなみにイブラヒモビッチらスター選手のサプライズ訪問には、子どもたちも感動したようで、15歳のグレース君は、「信じられないくらい嬉しいよ。もう最高さ。最近、病気のせいで辛い思いをすることが多かったけど、大好きな選手たちに会えて本当に、本当に嬉しかった」と喜びを爆発させている。
 
 今回のマンチェスター・Uの選手たちのサプライズが、子どもたちが闘病生活から回復するための力となることを祈るばかりだ。
 
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