【クラブW杯決勝】C・ロナウドがR・マドリーでの引退を明言!「できればここで最後を…」

2017年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身への批判に対しては「数字がすべてを物語っている」と一蹴。

息子のジュニア君と喜びを分かち合うC・ロナウド。周囲の批判を自らのプレーで蹴散らした。(C) REUTERS/AFLO

 エル・ブランコ(スペイン語で白の意)を史上初のクラブワールドカップ連覇に導いたのは、やはりこの千両役者だった。絶対的エース、クリスチアーノ・ロナウドだ。
 
 立ち上がりから一方的に攻め込みながら、グレミオの堅守の前に苦戦を強いられたレアル・マドリー。均衡を破ったのは、C・ロナウドの右足から放たれたスーパーショットだった。昨年12月のクラブワールドカップ決勝でも、鹿島アントラーズを相手にハットトリックを叩き込むなど、大舞台でその真価を発揮してきたエースが、相手ゴール正面で得たFKを直接決めたのだ。
 
 結局、これが決勝点となり、R・マドリーは1-0で勝利。前人未到の大会連覇を成し遂げた。そして眩いばかりの輝きを放ったポルトガル代表FWは試合後、「ただ、勝ちたかった」と切り出し、満足げにこう語った。
 
「マドリーが1年で5つもタイトルを獲得したことはなかったから、(ジネディーヌ)ジダン監督はそれを目標に設定していたんだ。今日の僕らは良い試合をしたし、勝者として相応しかった」
 
 今月11日には自身5度目のバロンドールを受賞したが、懐疑的な意見や指摘も少なくなかった。それでもクラブワールドカップの歴代最多得点者(7点)となった背番号7は、「数字がすべてを物語っているだろ」と突っぱねた。
 
「これまで何度同じことを言ってきた? 数字がすべてだよ。嘘をつかない。だから僕のことを絶えず話す必要もない。すべてのことをピッチの中で証明するし、それが仕事だからね。人々は僕のサッカーを楽しんでくれているし、僕自身ももっと楽しみたいと思っている。ベストを尽くすためにトレーニングをして、プレーするだけだ」
 
 とかく取り沙汰される去就問題については、どう考えているのだろうか。現行契約は2021年6月までで、一部メディアでは満了前にパリ・パンジェルマンへ活躍の場を移すという噂も上がっている。自身の進退についてはこう語っている。

「可能なら僕はR・マドリーで引退したい。ここが大好きだからね。でも、僕はクラブを仕切る上層部の人間じゃない。求められているのは、ピッチでなにをするかということだけ。ただ僕はよくやっていると思うし、できることならこのクラブで終わりたい。まあ、様子を見ようじゃないか」
 
 自信ありげにマドリーでの未来を語ったスーパースター。チームは12月23日にバルセロナとの"エル・クラシコ"を迎えるが、「大丈夫。やれると確信している」と言い切った。勢いのままに宿敵との大一番でも、きっと魅せてくれるだろう。
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