【E-1女子|速報】韓国が一矢報いるも、中国の軍門に下る…INAC加入のビーナス、イ・ミナは沈黙

2017年12月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

韓国代表は3連敗で最下位が決定。

韓国代表の10番を背負うイ・ミナは決定的な仕事はできなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[E-1選手権女子]韓国 1-3 中国/12月14/フクアリ
 
 E-1選手権女子の韓国女子代表対中国女子代表が12月14日、千葉のフクダ電子アリーナで行なわれた。ともにここまで、北朝鮮と日本に連敗を喫しており、事実上の3位決定戦となった。意地の張り合いを制したのは中国。敗れた韓国は全敗での最下位が決定した。

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 最初にチャンスを作り出したのは韓国だった。1分、エリア内でパスを受けたMFで背番号10のイ・ミナがドリブルで仕掛け、右足のシュートを放つ。枠の右に外れたものの、これで勢いをつけた韓国がリズムを掴んでいく。
 
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 しかし押し込みながらも、なかなか得点を奪えない。すると18分にCKの流れから中国のFWワン・シャンシャンに華麗なヒールキックで先制点を奪われてしまう。さらに35分には、ゴール前でパスミスをカットされると、丁寧なパスからMFジャン・ルイに決められてリードを広げられた。
 
 2点のビハインドを負った韓国だが、後半も早々からペースを掴んでいく。47分、エリア内に侵入して決定機を創出。これは中国のGKジャオ・リーナーのファインセーブに阻まれた。
 
 その後も攻め続けると40分過ぎ、交代出場したMFカン・ユミがエリア右から鋭いシュートで、ついに中国の堅守を破った。しかし反撃はここまで。試合終盤にはGKキム・ジョンミのクリアボールをカットされると無人のゴールに放り込まれ、ダメ押しの3点目を献上し、万事休す。1-3で敗れ、3連敗となった。
 
 来季からINAC神戸への加入が決まっているイ・ミナも、随所で上質のドリブルを披露したが、決定的な仕事はできずチームを勝利に導くことはできなかった。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
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