「真のシンジスタイル!」「まさしく“キツネ”だった」1試合2発の岡崎慎司を英メディアが大絶賛!

2017年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すべてはオカザキの献身に対する報いだ」

プレミアでの1試合・2ゴールは初で、過去最多の6得点に到達。岡崎慎司が止まらない! (C)Getty Images

 プレミアリーグで初の"ダブル"達成だ。レスター・シティの岡崎慎司が水曜日のサウサンプトン戦で、1試合・2得点の大暴れだ。
 
 3試合ぶりの先発復帰を果たした岡崎は、4-1-4-1システムのトップ下(シャドー)で躍動した。32分にクリスティアン・フクスのショットを相手GKが弾き、そのこぼれ球に鋭く反応。チームのリードを2点に広げると、その後も精力的にピッチを駆け回り、レスターの攻撃を活性化する。そして3-1で迎えた69分、右サイドに流れたジェイミー・ヴァーディーの折り返しを右足で豪快に合わせ、試合を決定づけた。
 
 ゲーム中から速報ページで日本人ストライカーを絶賛していたのが、レスターの地元紙『Leicester Mercury』だ。「1点目はまさに真のシンジスタイルだ。コーナーキックからのリバウンドをきっちりねじ込んでみせた。ヴァーディーの正確なクロスをドンピシャで合わせて試合を殺した2点目で、サウサンプトンの息の根を止めた」と称えた。
 
 英タブロイド紙の『The Sun』は前節ニューカッスル・ユナイテッド戦で瞼の上を9針縫う怪我を負いながら、決勝点に絡んだ事実を回顧しつつ、「すべてはオカザキの献身に対する報いだ。彼はボックス内の"キツネ"で、この日もハードワークに徹した。1点目はその絶え間ない努力に対するご褒美であり、2点目はヴァーディーとの見事な呼吸から。あれを外すオカザキではない」と書き綴った。
 
 プレミアリーグにおいて実現した通算2度目の日本人対決。サウサンプトンの吉田麻也も61分にヘディングで1ゴールを挙げたが、肝心のディフェンスでは振るわず、チームは4失点の大敗を喫した。
 
 新政権下でスタメンを確保できず苦しんでいた印象の岡崎だが、文句なしの結果と内容でこれ以上ないアピールを果たした。今シーズンのプレミアで6得点。早くもキャリアハイに達している。
 
 レスターは4連勝を飾り、8位をキープ。5位のリバプールまで5ポイント差と、欧州カップ戦の出場権に手が届くところにまで浮上してきた。

【動画】岡崎慎司が2発でレスター快勝! 吉田麻也は意地のゴールを見せるも…|サウサンプトン1-4レスター・シティ
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