38歳の守護神が神懸り的な活躍!ナポリに続いてローマも完封

2017年12月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ選出。

ローマのシュートをことごとく防いだソッレンティーノ。今シーズン4度目のクリーンシートを達成。(C)Getty Images

 セリエA第16節のローマ戦で、獅子奮迅の活躍を見せたのがキエーボの守護神ステーファノ・ソッレンティーノだ。
 
 まずは開始23分、アレクサンドル・コラロフのミドルをパトリック・シックがヒールでコースを変えた難しいシュートを横っ飛びで防ぐと、そのこぼれ球に詰めたジェルソンの一撃も間一髪でセーブ。これで波に乗った。
 
 その後もローマに主導権を握られたキエーボは59分、ショートカウンターから前線にするすると上がってきたマクシム・ゴナロンを止められず、至近距離からシュートを浴びる。しかしこの大ピンチも、ソッレンティーノが見事な反応で凌ぐ。
 
 圧巻は81分の守備だ。エリア内に切れ込んだシックの強烈なシュートが、味方のDFに当たって逆を衝かれたものの、右足を伸ばしてブロック。結局、21本のシュート(うち10本が枠内)を浴びながら神懸り的なセーブを連発し、ローマを無失点に抑え込んだ。
 
 試合はスコアレスドローで終了。貴重な勝点1奪取に貢献した38歳のGKは、文句なしでマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
 
 ここまで全試合にフル出場し、第12節でも首位を走っていたナポリの強力攻撃陣を完封(0-0)。ベテラン揃いのチームの中でも、セルジョ・ペリッシエルと並ぶ最年長の守護神が、限られた戦力で粘り強い戦いを見せるキエーボを支えている。
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