なでしこジャパンに苦杯…韓国メディアは「冷たい雨の中で冷たい現実を突きつけられた」

2017年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は「ちょっとした違いが明暗を分けた」

雨の中、見応えある攻防戦を繰り広げた日韓両国。フクアリで行なわれた激闘はなでしこジャパンに軍配が上がった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[E-1選手権女子]日本 3-2 韓国/12月8日/フクアリ
 
 雨中の激闘となった女子の日韓戦。ついに幕を開けたE-1選手権のファーストマッチは、なでしこジャパンが二度のリードを追いつかれながら、最後は83分に岩渕真奈が決勝点をねじ込み、3-2の快勝を収めた。
 
 健闘空しく敗れ去った韓国陣営は、悔しさを隠し切れない。全国紙『朝鮮日報』やスポーツ紙『スポーツソウル』など主要メディアが報じている。
 
 元韓国代表DFのユン・ドクヨ監督は「まず日本におめでとうと言いたい。この悪天候の中で両チームとも素晴らしいゲームをした」と称えつつ、「本当にちょっとした違いが勝敗を分けた」と唇を噛み締める。過去3試合の日本戦が2勝1分けと負けなしだったため、大きな期待が寄せられていたが、E-1初制覇に向けて苦しいスタートとなった。
 
 なでしこジャパンの戦いぶりを評価したのが『朝鮮日報』だ。「韓国の選手が時折集中力を切らしたのに対し、日本は常にギャップを埋め、手堅く試合を進めた。お互いに幸運と不運が入り乱れたが、最終的には日本のディフェンスの強みがモノを言ったのだ。冷たい雨の中で冷たい現実を突きつけられた」と論じた。
 
 次戦の北朝鮮戦は、3日後に同じフクアリで行なわれる。敵は開幕戦で中国に2-0で快勝を収めており、韓国が逆転優勝を果たすためには3ポイントが求められる一戦だ。なでしこジャパンは同日、中国と対戦する。
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