【W杯グループ展望|A組】ウルグアイが抜けているが、初戦の結果次第で大混戦の展開も

2017年12月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

初戦の重要度がとりわけ高いグループ。

本命はウルグアイ(右下)。サラー擁するエジプト(左下)、開催国のロシア(左上)がどこまで対抗できるかが鍵になりそうだ。(C)Getty Images

【ロシア・ワールドカップ|グループA展望】

本命:ウルグアイ
(3大会連続13回目の出場)
対抗:ロシア(2大会連続11回目の出場)
対抗:エジプト(7大会ぶり3回目の出場)
穴:サウジアラビア(3大会ぶり5回目の出場)

 優勝を争う列強国が存在せず、大混戦もありえるだろう。

 実力と経験が抜けているのはウルグアイ。就任11年目のオスカル・タバレス監督の下、ルイス・スアレス&エディンソン・カバーニの大会屈指の2トップをはじめ主力の中堅・ベテランが健在で、フェデリコ・バルベルデなど若手の台頭も著しい。

 そのウルグアイがもっとも手を焼きそうなのが、初戦で当たるエジプトだ。智将エクトル・クーペルが強固な守備組織を築き、予選では2失点以上の試合がゼロ。快足モハメド・サラーを活かした逆襲速攻も殺傷力が高い。

 ロシアはFIFAランクが出場32か国中最下位のうえ、昨年のコンフェデで惨敗を喫して、「史上最弱の開催国」という悪評が立っている。ただ、予選後に二度も監督を交代するなどゴタゴタ続きのサウジアラビアとの開幕戦を良い形でモノにできれば、ホームアドバンテージを活かして勢いに乗る可能性は十分にある。

 その意味では、初戦の重要度がとりわけ高いグループとも言える。

文●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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