正しいタイミングでのバルサ退団を望むマスチェラーノ 「リバプールの時はうまくいかなかった」

2017年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「バルサでのステージは終わった」

バルサでCBとしても新境地を切り拓いたマスチェラーノ。この経験を次に還元することになるクラブはどこだろうか。 (C) Getty Images

 最大の懸案事項だったリオネル・メッシの契約延長がようやく実現にこぎ着けたバルセロナだが、一方で黄金期を支えた主力のひとりが、退団の意思を固めつつあるようだ。

 2010年からバルセロナでプレーし、リーガ・エスパニョーラ優勝4回やチャンピオンズ・リーグ(CL)優勝2回など、数々のタイトル獲得に貢献してきたハビエル・マスチェラーノが、『ESPN』のインタビューで自身の去就に言及した。
 
 マスチェラーノの契約は2019年までとなっている。だが、英紙『デイリー・メール』によると、彼は「ここでの自分のステージは終わったと思う」とコメント。「これほど長くいたのだから、このクラブで自分にできることがもう、あまりないのは当然だ」と、移籍する考えを仄めかした。
 
「こういうことを言っても、心は重くない。僕はこのクラブで、キャリアの全盛期を過ごすことができたんだ。そのことは、決して忘れないだろう」
 
 今シーズンのマスチェラーノは、負傷もあり、リーガでは先発出場5試合に止まっている。CLでもここまで、スタメンに名を連ねたのは1試合だけだった。
 
 マスチェラーノは自身のことを「ステージを終える正しいタイミングを理解しておかなければいけないという考え方の人間」だとし、「正しいタイミングでバルサでのキャリアを終えたいんだ。ただ、自分だけで決められることじゃない」と語る。
 
 クラブの意向もあるとしつつも、「リバプールを離れた時は、うまくいかなかった。それが嫌だったんだ。バルサでは、同じことはあってほしくない」と、幕引きのタイミングを誤りたくないと述べた。
 
 果たして33歳のベテランはこの先、どのような道を新たに選ぶのか。その動向が注目される。
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