【日本代表】“追放状態”だった金崎夢生を再招集。指揮官が語った理由は?

2017年11月29日 サッカーダイジェスト編集部

「今現在は文句のつけようのないパフォーマンスを見せている」

金崎を再招集したハリルホジッチ監督。リーグ戦でのパフォーマンスを称賛した。写真●山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 12月8日に開幕するE-1選手権に向けた日本代表メンバーが発表され、鹿島の金崎夢生が昨年6月以来1年半ぶりの代表復帰を果たした。
 
 金崎といえば、2016年の第2ステージ9節の湘南戦(8月20日)で途中交代を告げられた際に不満を露わにし、石井正忠監督(現・大宮監督)に対して食って掛かろうとしたところをコーチ陣に制止されていた。

 その後、石井監督とは和解したが、規律を重んじるヴァイッド・ハリルホジッチ監督はこの行動を指摘。昨年8月のロシア・ワールドカップアジア最終予選のUAE戦、タイ戦に臨むメンバー発表会見では「日本代表の候補選手があのような態度を取ってはいけない。このような行動を取ると、A代表には入れません」と、"追放宣言"をしていた。
 
 しかし、今回の復帰の理由をハリルホジッチ監督は「金崎の場合はクラブでの不適切な行動が過去にありました。もちろん代表監督としてそこは評価できないところです。しかし、それは過去のことで私も忘れていますし、今現在は文句のつけようのないパフォーマンスを見せています」と説明した。
 
 さらに「もちろんあのような態度はよくないと彼と話をしています。でもそういった部分を許しながら、前進していかなくてはいけません」と続け、「相手とのデュエルでアグレッシブにいける珍しいタイプの選手です。杉本(健勇)、小林(悠)、興梠(慎三)も(金崎)夢生のようなアグレッシブさを身に付けてほしい」と、その能力を賞賛した。
 
 果たして金崎はプレーで自らの評価をさらに高めることができるのか。E-1選手権でのパフォーマンスに注目だ。

【日本代表PHOTO】EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会へ向けた招集メンバー23人
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