【ソナーポケット連載】eyeronのボールと戯れ|第2回

2014年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

1勝14敗。異端のサッカー選手との出会い

大のサッカー好きとして知られるeyeron(ソナーポケット)が、ミュージシャンの視点からサッカーの楽しさを伝える連載企画『ボールと戯れ』。第2回はサッカー愛再熱のきっかけとなった人物とのクロストーク。
――今回はeyeronさんが再びフットサルにハマるきっかけを作った人物にお越しいただきました。菊池康平さんです。菊池さんはボリビアでプロ選手の経験があるとか。

菊池「はい。2008年、26才のときにボリビア・サンタクルス州1部とチュキサカ州1部でプレーしました。大歓声の前でプレーする夢を叶えたくて、今も会社の夏季休暇や年末休暇を利用しては、海外クラブのトライアウトを受け続けています。ほとんど道場破りですよね(笑)。けど、結局受かったのはボリビアだけで、東南アジアから東ヨーロッパまで14カ国でトライして負け続きです(笑)」

eyeron「とんでもねー男だな(笑)。大人になると何かに挑戦したり、ひとつのことを貫くって難しくなるじゃないですか? それを難しく考えない人って、なかなか少ないと思うんです。こんな時代だから康平さんのように夢を追いかける男がいたっていい。自分の意思があるって男としてカッコいいですよ」

――お二人の出会いのきっかけは?

菊池「2年前にミュージシャンの友人と危険なカオリというフットサルチームを作りました。その方の誘いでeyeronくんがフラっと来てくれた。当初は月イチぐらいの参加だったんですが、ある日突然スイッチが入っちゃった(笑)。それからは毎回のように練習に参加してくれるようになりました」

eyeron「ボールを蹴ってるうちに気がついたら仲良くなってた。球蹴り好きだったら皆でやろうよ的な感じで、気さくに誘ってもらいました」

――蹴ったら垣根を超えて仲良くなれる。それもサッカーの力ですよね。ところで突然スイッチが入った理由は何でしょう?

eyeron「いや、何だろう? 記憶にないです(笑)」

菊池「音蹴杯かな? 年に1回、音楽業界のサッカー好きが一堂に会して、業界ナンバーワンを決めるシークレットの大会があるんです。結構ガチな大会でして、さいたまスーパーアリーナを借り切って、いい大人が本気でぶつかりあうんです」

eyeron「確かに音蹴杯はすっごいモチベーションになりますね。何ですかね? あの皆を突き動かす独特の雰囲気は。大会直前なんて週4ペースで練習をしてました。熱くなっちゃうから、怪我が怖いです。特にツアー中は・・・・・・」

菊池「何か賞品がもらえるわけではないですし、ほんと、プライドだけですね。ただ単純に負けたくないんです。僕たち負けず嫌いの集まりだから」

eyeron「音蹴杯。年に2回ぐらいやって欲しいです」

次ページ踏み出す一歩は苦しいけど、それが喜びに変わる

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事