大好きな長崎を盛り上げたい──。徳永悠平が語った『地元愛』

2017年11月24日 塚越 始

しかし、今はFC東京で「勝利のため、やり切ることしか考えていない」。

長崎への移籍が決まった徳永。残り2試合をFC東京のために全力を尽くす。(C) SOCCER DIGEST

  いつかは大好きな故郷を盛り上げたかった──。
 
 J1昇格を決めた長崎への来季移籍が発表されたFC東京の徳永悠平が、11月24日の練習後にラスト2試合と新天地に懸ける意気込みを語った。

 
  長崎からの誘いは以前からあり、今回も昇格決定前からオファーが届いていたという。早大時代の特別指定選手以来、FC東京の中心選手として、常に第一線で活躍してきたが、「まず一番に、自分が生まれ育った街を盛り上げたかった」と決断を下した。
 
  長崎県南高来郡国見町の出身の34歳。サイドバックを主戦場にセンターバックもこなし、オーバーエイジとしてロンドン五輪で日本を4位に導いた活躍は、いまなお記憶に新しい。
 
 身体能力はいまだ衰え知らず。このJリーグを代表する守備のユーティリティは、長崎の戦力を大幅にアップさせるに違いない。
 
  とはいえ、そこは九州男児。
「まずはここでやってきたことを出し切り、勝利に貢献する。やり切ってから、また次のことは考えます」
 
 通算15シーズンに渡り世話になってきたFC東京での残り2試合に全力を尽くし、「サポーターも期待してくれているので……チャンスがあれば、ゴールを狙っていきたいです」と抱負を語った。
 
取材・文:塚越 始(スポーツライター)
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