【ACL展望】「最初のプレス」を外せばチャンスあり!"6万人"の声援を背に攻撃サッカーを展開か

2017年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・シルバを温存するなら、梅崎が先発へ。

故障者/なし 出場停止/なし

ACL決勝 第2戦 浦和(日本) - アル・ヒラル(サウジアラビア)
11月25日(土)/19:15/埼玉スタジアム2002

【最新チーム事情】

●R・シルバは軽傷を強調、サブなら梅崎が先発か。
●第1戦で相手の攻撃パターンを把握。
●アル・ヒラルの守備には甘さがあると柏木。
●満員のスタジアムで総力を結集。
 
【担当記者の視点】
 敵地での初戦を1-1で引き分ける上々の結果で折り返し、ホームで決着をつけるべく臨む試合になる。その初戦で貴重なアウェーゴールを決めたラファエル・シルバは、右足首を痛めて負傷交代。帰国後は「試合まで時間があるから問題ない」と別メニューで調整してきた。スタメン起用が基本になるが、1-1での延長突入は想定できるスコア。それを見越してベンチスタートとするなら、状態の良い梅崎が代役候補の筆頭になりそうだ。
 
 浦和は初戦でアル・ヒラルの猛攻を受ける形になったが、裏を返せば攻撃パターンを把握できたとも言える。西川はUAEのアル・アインでプレーする元広島の塩谷司から「アル・ヒラルはホームで勝利して、アウェーを5バックで逃げ切るのが勝ちパターン」という情報を得ていたと話した。それを阻止したのは大きい。サイドチェンジからの折り返しも後半には守備を修正し、さらに今回は準備期間もある。想像以上の手応えがあると言えそうだ。
 
 また、柏木は「(アル・ヒラルは)守備がすごく良いチームとは感じなかった」とも言う。最初のプレスさえかいくぐってしまえば、中盤からの守備は意外にもルーズだ。遠藤は「第2戦も同じとは限らない」と語るように、浦和のプレスラインが高くなればまったく違ったゲーム展開に持ち込める可能性も高い。得意のパスワークで崩す展開も十分に期待できる。
 
 初戦は約6万人のアウェーだったが、チケットがほぼ完売の今度は約6万人のホームだ。今季ACLではホーム全勝とあり、選手たちは「サポーターの力を借りて、しっかり勝利したい」と意気込んでいる。ホームの力を後押しに、10年ぶりのアジア王者を手中に収めたい。

【ACL】10年ぶりのアジア制覇なるか! 準決勝までの浦和レッズ全メンバー出場記録
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