ビッグクラブも注視する伊藤達哉の契約について「自動的に延長される」とハンブルク首脳陣

2017年11月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「長期契約を結ぶために交渉中」と地元紙

成長段階の伊藤には実戦経験が必要であり、マルクス・ギスドル監督からの信頼度も高まっているだけに、ハンブルクとの契約延長が濃厚と見られるが、果たして!? 写真は11節シュツットガルト戦。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガ第12節のシャルケ戦で、4試合目の先発出場を果たしたハンブルクの伊藤達哉だったが、見せ場がないまま、前半35分に早くも交代でピッチを退いた。
 
 
 これまでは怖いもの知らずのプレーでスタジアムを沸かせていた20歳の日本人アタッカーが、初めて味わった悔しさと言えよう。交代の明確な理由は現時点では不明だが、警告を貰ったこと、攻撃に絡めていなかったこと、積極性を欠いたことなど、幾つか考えられる(あるいはコンディション不良や怪我の可能性も?……)。
 
 さて、そんな伊藤は今、その去就をめぐって欧州中から注目を集めている。
 
 2015年にハンブルクに加入して下部組織で力を伸ばし、今シーズンよりトップチームでプレーしている彼の契約期間は、来年6月いっぱいまでとなっている。
 
 以前からドイツ国内の複数クラブから関心を示されていた伊藤だが、先日はイタリアのインテル、イングランドのマンチェスター・シティといったビッグクラブも彼に興味を抱いていると、幾つかのメディアが報じた。
 
 これらのクラブは、フリーでの獲得を狙っていると見られるだけに、伊藤とハンブルクの契約がどうなるかが注目されるところ。今月初旬には、イェンス・トッドSDが、延長に向けて「楽観視している」と語ったと、地元紙『ハンブルガー・モーゲンポスト』が伝えていた。
 
 そして同紙は、今度はクラブ会長のヘリバート・ブルッフハーゲンがシャルケ戦の前、『Sky』に対して発した「一定の試合に出場した場合、伊藤との契約は自動的に延長されることとなっている。間もなく、そうなるだろう」とのコメントを紹介している。
 
 そしてハンブルクは、早いうちに伊藤と長期の契約を結ぶべく交渉を進めていくという。
 
 だとすれば、いずれ伊藤の契約延長が発表されるはずだが、何が起こるか分からないサッカー界。果たして、いかなる結末となるのか。こちらの動きも、彼のピッチ上でのプレー同様、目が離せない。
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