【選手権予選】土曜日の結果を総まとめ! 静岡、関西などで新たに8校が代表に決定!

2017年11月18日 高校サッカーダイジェスト編集部

強豪校や名門校が続々と本大会に名乗り!

草津東はラストプレーで決勝弾を叩き込み、3年ぶりの選手出場を決めた。写真:安藤隆人

 11月18日、全国高校サッカー選手権大会の地区予選決勝が各地で開催され、新たに8校が本大会行きを決めた。

 この日最注目となった静岡決勝は静岡学園と清水桜が丘が対戦。伝統校同士の一戦は最後まで目が離せない展開となった。前半30分に静岡学園の渡井理己(徳島ヴォルティス入団内定)が巧みなドリブル突破からシュートをねじ込めば、負けじと清水桜ケ丘も前半終了間際に同点に追いつく。後半に入っても拮抗した展開が続き、勝負の行方はPK戦に。6人目までもつれる大熱戦となったが、清水桜が丘がこれを4-3で制した。清水桜が丘は学校統合のため清水商から校名変更を行なって以降、初の選手権出場となる。

 他では強豪校が順当に勝ち上がった。山梨決勝は山梨学院が帝京三を撃破。幸先よく宮崎純真が先制弾を奪うなど前半だけで2-0とした。後半に入っても勢いは止まらず、天野菖吾が2点を加点。1点を返されたものの、インターハイ予選決勝で2-0から逆転負けを喫した相手にリベンジを果たし、09年度の選手権王者が2年連続の檜舞台に駒を進めた。一方、愛知決勝は中京大中京が東海学園を1-0、山口では高川学園が西京を3-2で下し、凱歌を上げている。

 関西でも勝ち名乗りを上げたのは強豪校だ。京都決勝では京都橘が県下のライバル・久御山と対戦。前半こそ得点を奪えなかったが、後半10分に土井翔太がCKから決勝弾をねじ込んで全国行きを決めた。滋賀決勝では草津東とインターハイの代表校・近江が対峙。拮抗した展開となるなか、後半のラストプレーで試合が動く。草津東の上野広人が値千金弾を蹴り込み、3年ぶりの大舞台をたぐり寄せた。和歌山決勝では初芝橋本が延長戦にもつれながらも近大和歌山を3-2で撃破し、出場権を獲得。奈良決勝では昨年の代表校・一条が伝統校の奈良育英を2-2からのPK戦(5-4)で振り切り、2年連続で代表校の座を掴んだ。

 これで出場権を手にしたのは40校。明日は埼玉、茨城、広島、熊本で決勝が行なわれる。

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