杉本健勇が体感したブラジルの強さ…最も感じた場面は”あのヘディングシュート”

2017年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

取れそうで取れなかったゴール。「適当に見えて、ラインを作っていました」(杉本)。

10分間の出場で見せ場を作った杉本健勇。ただ、ゴールは近いようで遠かった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[親善試合]日本1-3ブラジル/11月10日/リール(フランス)

「負けている状況でしたけど、後半は守備もやれていましたし、前半よりも良かったとは思う。あれを前半からやらないといけない」
 
 ブラジル戦を終え、杉本健勇は1-3で敗れた試合を冷静に振り返った。
 
 Jリーグで好調を維持するストライカーに出番が回ってきたのは最終盤の80分。大迫に代わってピッチに送り込まれると、限られた時間のなかでどん欲にゴールを狙った。すると、最大の見せ場が訪れる。88分だった。左サイドでFKを獲得し、乾貴士がゴール前に絶妙なボールを入れる。これに反応した杉本が中央でヘディングシュートを放つと、綺麗な弧を描いてネットに吸い込まれていった。しかし、その直後に副審の旗が上がり、オフサイドの判定。惜しくも得点にはならなかった。
 
 杉本はあの決定機を思い返し、「狙い通りだったけど、ちょっとだけ身体が(オフサイドラインから)出てしまっていた」と説明。しかし、その部分にこそ、ブラジルの強さを感じたとも言う。「ブラジルは適当に見えて、ラインを作っていたし、誰もそこから出ていなかった。そういうちょっとの差を突き詰めていかないといけないので、反省です」
 
 ブラジルから得点を取れそうで取れなかった杉本。「やれるというか、自信を持ってやらないといけない。やれないと言う選手はいないと思う。そういう意味では本当にトップトップのチームとできたので、試合に負けましたけど、各々感じることがあったと思う」と話し、「もう1回やりたい」という言葉を残した。

 あまりにも大きかったブラジルとの差。この日の経験を糧に杉本はさらなる成長を誓う。

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