【ブラジル代表】フェルナンジーニョは余裕のコメント「新戦術を試すために役立った」

2017年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

カナリア軍団が見据えるのはロシアの地。

安定感抜群のプレーを中盤で披露したフェルナンジーニョ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本を危なげなく一蹴してみせたカナリア軍団のキーマンは、来夏のロシア・ワールドカップをしっかりと見据えていた。
 
 11月10日にフランス・リールで行なわれた国際親善試合でブラジルは日本に3-1と快勝した。
 
 立ち上がりから日本を押し込んだブラジルは、10分に大黒柱ネイマールがPKを決めて先制すると、17分にマルセロが弾丸ショットを突き刺し、36分にはガブリエウ・ジェズスが試合を決定づける3点目を奪取。63分にCKから槙野智章に決められたものの、その後は危なげなくゲームを終わらせた。
 
 試合後、中盤で舵取り役を担っていたフェルナンジーニョは、「チッチ監督が戦術的に違うことを試そうとしていた。今日のフレンドリーマッチはその準備をするために役立った」と、ブラジル・メディア『Globo』のインタビューで余裕とも取れるコメントを残した。
 
 試合の流れについては、「前半はかなり力を入れたからゲームに上手く入ることができた」と話す背番号17は、自軍が後半に日本から攻め込まれたことを踏まえつつ、「僕らは勝利に十分に値した」と冷静な分析を展開した。
 
 そんなフェルナンジーニョが見据えるのは、ロシアの地だ。最後に次のように力強い言葉を残してインタビューを締めた。
 
「今日は何人かの選手が代表チームで定期的にプレーしていない選手たちだったから難しい部分はあった。でも、大事なのは進歩し、チームとして成長し、正しい軌道に乗り続けることだ。僕たちのワールドカップはすでに始まっている」
 
 日本に完勝したブラジルは、ロンドンに移動して11月14日にウェンブリーでイングランド代表と対戦する。
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