J1昇格争いラスト2の対戦カードは? 2位長崎は失う“何か”が懸かった下位2チームと激突!

2017年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

J2残留を争う讃岐が長崎、名古屋と対戦。

自動昇格争いは長崎、名古屋、福岡の3チームに絞られた。写真:サッカーダイジェスト

 J2リーグはいよいよ、残すところあと2節。J1昇格争いは、自動昇格とプレーオフ出場枠の争いともに、最終節まで見どころの尽きない展開となりそうだ。ここでは、気になる対戦カードを中心に見ていく。
 
 自動昇格争いは、すでに湘南が優勝と昇格を決め、残る1枠をV・ファーレン長崎、名古屋グランパス、アビスパ福岡の3チームが争う。勝点(得失差)はそれぞれ、長崎が74(+13)、名古屋が72(+21)、福岡72(+18)。
 
 3チームの対戦カードは、以下のようになっている。
 
■V・ファーレン長崎(2位:勝点74)
41節
対 カマタマーレ讃岐(H)/11月11日(土)19:00
 
42節
対 ザスパクサツ群馬(A)/11月19日(日)16:00
 
■名古屋グランパス(3位:勝点72)
41節
ジェフ千葉(H)/11月11日(土)14:00
 
42節
カマタマーレ讃岐(A)/11月19日(日)16:00
 
■アビスパ福岡(4位:勝点72)
41節
松本山雅FC(H)/11月11日(土)14:00
 
42節
ファジアーノ岡山(A)/11月19日(日)16:00
 
 まず長崎だが、順位だけを見れば現在19位の讃岐、最下位確定の群馬と、対戦相手にはすこぶる恵まれているように見える。ただし、讃岐はいまだJ2残留が確定しておらず、ひとつでも勝点を上積みしておきたいところ。また群馬にしても、クラブ内のゴタゴタが表面化してクラブ幹部が辞任、その上ホーム最終戦で昇格シーンを見せられてはサポーターからの信頼をさらに失墜させることになりかねない。下位とはいえ、失う"何か"が懸かった2チームだけに、長崎にとっては油断のならない相手だ。
 
 一方、名古屋は41節で目下5連勝と波に乗る千葉との対戦が控える。前回対戦でも敵地で0-2と敗れており、簡単な相手ではない。ともにリーグ屈指の攻撃力が売り。千葉もプレーオフ出場が懸かるが、手堅さよりも迫力のある撃ち合いの展開となるか。そして、最終節では敵地に乗り込んでの讃岐戦。残留が懸かる相手の状況も展開に微妙な影響を及ぼすか。
 
 4位の福岡は、41節で5位の松本と激突。アウェーでの前回対戦では、ウェリントンが先制点を挙げ、1-0と手堅く逃げ切ってみせたが、今回も1点を争うしびれる展開となりそうだ。松本は6位の徳島、7位の東京Vとは勝点差1。知将・反町監督がどんな戦いを選択してくるのかも注目される。そして最終節は、これも前回対戦でウェリントンが89分に決勝点を挙げ勝ち切った岡山戦。ラスト2試合はウェリントンが再び爆発するか。

次ページプレーオフ出場権争いは残る2枠を6チームで争う。

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