去り行くピルロへのメッセージ集――06年栄光のメンバー、ライバル、現役選手 etc.

2017年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「品格」「天才」「唯一無二」

長い戦いの日々に終止符を打ったピルロ。SNSではファンに対して「僕の心のなかに永遠に存在し続ける」と感謝の気持ちも綴っていた。 (C) Getty Images

 稀代の司令塔が、スパイクを脱ぐことを明らかにした。元イタリア代表のアンドレア・ピルロが現地時間11月6日、SNSで現役を引退すると表明したのだ。


 ピルロが所属するニューヨーク・シティは5日、MLSプレーオフ敗退が決まった。これを受け、今年限りでクラブとの契約が満了するピルロは、6日に「ニューヨークでの冒険だけではなく、サッカー選手としての旅も終わりとなる」と引退を表明。所属してきたチームやスタッフ、チームメート、家族、そしてファンへの感謝の気持ちを綴った。
 
 卓越した視野の広さと抜群のボールコントロール、そしてFKの名手としても世界を魅了してきたピルロ。ミランとユベントスでセリエA(6回)やチャンピオンズ・リーグ(2回)を制し、イタリア代表では2006年のワールドカップ(W杯)で世界王者となった。
 
 カルチョの歴史に残る偉大なレジスタの引退には、数々のビッグネームからメッセージが寄せられている。ここでは、クラブ、代表でピルロとともに戦った仲間たちの労いと惜別の言葉を紹介しよう。
 
◇ジャンルイジ・ブッフォン
(ユベントス/イタリア代表)
「アンドレアとプレーした者は『唯一無二』という言葉の意味を理解した。品格、気品、謙虚さを兼ね備えたカンピオーネだ」
 
◇フランチェスコ・トッティ
(元ローマ/元イタリア代表)
「君とプレーし、君と対戦できたのは名誉だった。計り知れない格を持つカンピオーネだ!」
 
◇アレッサンドロ・ネスタ
(元ミラン他/元イタリア代表)
「サッカーの天才がまたひとり、スパイクを壁に掛けた。偉大な選手、偉大な男、偉大なる友人だ」
 
◇ファビオ・カンナバーロ
(元パルマ他/元イタリア代表)
「君とプレーし、君と勝利を手にできたのは名誉なことだった」
 
◇レオナルド・ボヌッチ
(ミラン/イタリア代表)
「僕を成長させてくれて、僕や皆にサッカーを教えてくれて、ありがとう。グランデ・マエストロだ」
 
◇マリオ・バロテッリ
(ニース)
「唯一無二の真似できない怪物。あなたと一緒にプレーできたのは光栄だ。アンドレア、全てに感謝している。PS:僕は、あと10年やれたと思うけど」
 
◇クラウディオ・マルキージオ
(ユベントス/イタリア代表)
「対戦相手としては、史上最強のひとりである怪物という印象だった。チームメートになって、実際は君のような選手は見たことがないと分かった」
 
◇マルコ・ヴェッラッティ
(パリ・サンジェルマン/イタリア代表)
「あなたのような役者がいたことは、サッカーにとって幸運だった」
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事