「メッシがしてくれたように僕が彼を手助けしたいね」「すでにタイトルの行方は決まったかもしれない」サッカー界の注目コメント集

2017年11月08日 遠藤孝輔

パリSGの若き相棒に思いやりを見せるネイマール

ブラジルのテレビ局の取材で、パリSGの同僚エムバペについて聞かれたネイマールはその才能を高く評価。フランスの神童とのコンビは、今シーズンの大きな見どころだ。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「メッシがしてくれたように僕が彼を手助けしたいね」
発言者:ネイマール(パリSG/ブラジル代表)
 
 母国ブラジルのTV局に、笑顔でこう答えたのはキリアン・エムバペについて聞かれて。すでに欧州を席巻しているビッグタレントとはいえ、その同僚はまだプロ3年目の18歳。これから多くの試練が待ち受けているだろう。若き相棒への優しさ、そして、かつての僚友への感謝を込めた心憎い意思表明だ。
 
≪注目のコメント②≫
「ジョルジュ・メンデスは私のような代理人ではない」
発言者:ミーノ・ライオラ(代理人)
 
 スウェーデン・メディアの独占インタビューでポロリと漏らしたのがこれ。ポール・ポグバらを顧客に持つ大物代理人としてのポリシーは、「100パーセント、選手のために尽くす」と説明したうえで、「良い悪いはともかく、ジョルジュ・メンデスは私と違う」と主張したのだ。ちなみに会ったことはあるが、とくに会話はなかったそう。最大の商売敵とも言えるクリスチアーノ・ロナウドらの敏腕エージェントの反応が気になるところだ。
 
≪注目のコメント③≫
「すでにタイトルの行方は決まったかもしれない」
発言者:ユルゲン・クロップ(リバプール監督)
 
 まだ序盤戦にもかかわらず、白旗宣言と受け取られかねない仰天発言をしたのがユルゲン・クロップだ。その理由は、プレミアリーグ9節終了時点で、2位に勝点5差の首位に立つマンチェスター・Cが「強すぎる」から。たしかに、自身が率いるレッズは9位と大苦戦しているものの、熱血漢らしからぬ弱気の姿勢に驚きが広がっている
 
≪注目のコメント④≫
「人生は続く」
発言者:エミル・フォシュベリ(RBライプツィヒ/スウェーデン代表)
 
 10月25日に開催されたDFBカップ2回戦で、54分に退場者を出して数的不利を強いられながら、バイエルンとPK戦にもつれる熱戦を演じたRBライプツィヒ。大健闘の末の敗戦だけに「もちろん、痛みはある」と振り返ったエミル・フォシュベリは、しかし力強く先を見据えた。とかく国内カップは軽視されがちだが、選手たちが一戦一戦に懸ける情熱の大きさが、この一言だけで十分に伝わってくる。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2017.11.16号より加筆・修正
 
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