“初代表”長澤和輝が語った、日本代表で一緒にプレーしたい選手と「中3日」のACL決勝

2017年11月02日 塚越 始

ケルンで1年半ともに戦った大迫との「再会が楽しみ」。

ここ数試合の好調によって長澤は日本代表への初招集を掴んだ。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ32節]鹿島 ‐ 浦和/11月5日/カシマ
 
 浦和レッズは11月1日、大原サッカー場で5日の鹿島戦に向けてオフを挟み練習を再開した。前日にハリルホジッチ監督率いる日本代表の欧州遠征(11月10日・ブラジル戦、14日・ベルギー戦)に5人が招集されたが、とりわけ注目を集めた"初代表"の長澤和輝が、練習後に意気込みを語った。

 
 ACL準決勝、上海上港戦で2試合連続フル出場し、屈強な相手を翻弄するプレーで魅了。さらに最近のリーグ戦でも、G大阪、広島戦とフル出場し、広島戦ではボレー弾をねじ込んだ。今季リーグ戦は5試合・1得点で、出場時間はわずか252分だ。しかし、そういった最近の活躍ぶりがハリルホジッチ監督の目に留まり、サプライズ招集に至った。
 
 まさに今、最も旬なタレントと言える。この日の練習はランニングやダッシュなど身体に刺激を与えるメニューがメインで、長澤は約1時間半、時折笑顔を浮かべつつ普段と基本的には変わらず淡々と汗を流した。
 
 A代表初選出について、長澤は「(ブラジル、ベルギーと)相手の能力が高いのは間違いないので、そこでどれだけ力が通じるのか。試合に出られるかは分からないが、知ることのできる良いチャンスだと思っています」と抱負を語った。
 
 今回の招集について、メディアを通じてハリルホジッチ監督が『長澤に注目している』という情報は耳に入ってきた。ただ、それによって気負うことはなく、それでもポジティブな要素として捉えていたと言う。
 
「目に留まるチャンスだと思っていたが、そこに囚われすぎず、まず自分がこのチームでできることをやろうと集中していました。それがこの先につながっていくと思って取り組んでいました」
 
 いきなり世界屈指の強豪とのマッチアップを迎えるが、「ブラジルもベルギーも能力の高い選手ばかりで楽しみです」。一方、日本代表でともにプレーできることを喜んでいるのは――。
 
「大迫選手です。ケルンで1年半(長澤は14年から15年まで在籍。大迫とともに主力として1部昇格に貢献した)一緒にやっていたので、その意味では再会を心待ちにしています」

次ページベルギー戦から中3日で行なわれるACL決勝第1戦についても言及。

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