「知ってたけど興味はなかった」森岡亮太をハリルホジッチ監督が初招集した理由

2017年10月31日 サッカーダイジェスト編集部

攻撃面を評価する一方で…。

森岡は約3年ぶりの日本代表復帰となった。(C)Getty Images

 ハビエル・アギーレ体制下の2014年11月以来、ベルギーリーグのベベレンに所属する森岡亮太が約3年ぶりの日本代表復帰を果たした。
 
「森岡は長い間知っていたが、そこまで興味は引きつけられなかった。今年からベルギーでやっていて、そこから気になり始めた。パフォーマンスが徐々に上がったことで、私の興味を引きつけた」
 
 森岡の初招集の理由を日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督はこのように話すが、最も評価しているのはやはり攻撃面のようだ。
 
「ベルギーでは彼の話がされている。とくにポジティブな話。最後のパス、それから得点といったオフェンス面のパフォーマンスを評価できる。6得点・6アシストですね。私のアシスタントにトレーニング状況を見てもらった。(向こうの監督など)みんな彼のパフォーマンスが嬉しいと言っている」
 
 ポーランドのブロツワフから現所属のベベレンに移籍後、存在感が増している森岡。しかし、課題もあると代表指揮官は言う。
 
「もちろん、伸ばすべきところもある。とくに守備面のデュエルのところ。彼とは何度かそういう話はしている。合宿でも話していきたい」
 
「日本代表では攻撃だけではなく、守備もしなければならない。現代フットボールでは全員が攻撃も守備もやる」と述べるハリルホジッチ監督のもとで、森岡は持ち前の攻撃センスに加え、守備での貢献も必須だろう。今回の11月シリーズは格上のブラジルとベルギーが相手だが、攻守両面で真価が問われる。

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