チャンピオンズ・リーグのアンセムはどんな歌詞? なんと3か国語が入り乱れていた!

2017年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

巨匠ヘンデルの賛美歌を英国人作曲家がアレンジ

誕生から25年、すっかりフットボールシーンに欠かせない名曲となった。試合前の選手たちを奮い立たせる。(C)Getty Images

 UEFA(欧州サッカー連盟)公式サイトの検索ランキングでなぜか急上昇中なのが、サッカーファンなら誰もが一度は聴いたことがある定番ソングに関する記事だ。
 
 いつもチャンピオンズ・リーグ(CL)の試合前や、中継番組の前後に流れるアンセム(賛美歌)。選手やファンを奮い立たせてきたあの名曲の謎や疑問に答えている。
 
 まず、CLアンセムはCDやDVDなどでいまだ公式に販売はされておらず、ウェブサイトからのダウンロードも許可されていないという。英国の作曲家トニー・ブリッテン氏が、旧・チャンピオンズカップがCLに生まれ変わる直前の1992年に制作。ドイツの巨匠ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作曲した讃美歌の一節をアレンジし、歌詞を加えて完成させた。
 
 演奏は英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団で、同じく英国のアカデミー室内管弦楽団に属するコーラス部が合唱を担当している。
 
 そして歌詞は、UEFAの3つの公用語(英語、フランス語、ドイツ語)が入り乱れる形で作成。以下がその全貌だ。
 
Ce sont les meilleures équipes
(それはベストなチーム)
Es sind die allerbesten Mannschaften
(彼らはベストなチーム)
The main event
(メインイベント)
 
Die Meister
(チャンピオン)
Die Besten
(ベストな)
Les grandes équipes
(偉大なるチーム)
The champions
(チャンピオン)
 
Une grande reunion
(偉大な祭典)
Eine grosse sportliche Veranstaltung
(偉大なスポーツの祭典)
The main event
(メインイベント)
 
Die Meister
(チャンピオン)
Die Besten
(ベストな)
Les grandes équipes
(偉大なるチーム)
The champions
(チャンピオン)
 
Ils sont les meilleurs
(彼らは最高の)
Sie sind die Besten
(彼らは最高の)
These are the champions
(チャンピオンがここにいる)
 
Die Meister
(チャンピオン)
Die Besten
(ベストな)
Les grandes équipes
(偉大なるチーム)
The champions
(チャンピオン)

 
 チャンピオンという英語のフレーズ以外にも、こんなにたくさんの単語が盛り込まれていたのだ。週明けのCLグループステージではいつもより少し耳を凝らし、歌詞を聴き入ってみては?
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