ドンナルンマが見た「ブッフォンの凄いところ」は?

2017年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ノイアー、クルトワ、デ・ヘアなどへの称賛も。

イタリア代表でドンナルンマ(左)は憧れのブッフォン(右)から多くを学んでいる。(C)Getty Images

 ミランに所属する18歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが、現地時間10月28日付の『スポーツ・ウィーク』紙に登場。ミランのオフィシャルスタイルパートナーでもある『ディーゼル』社の創業者レンツォ・ロッソと対談し、自身のファッション感(本田圭佑のファッションに関するコメントも)、ミランの現状、そして憧れのGKたちなど様々なテーマを語り合った。
 
 今シーズンのミランは、今年4月にクラブを買収した中国資本のバックアップを受けて、約2億ユーロ(約260億円)を投じて11名の新戦力を獲得する大改革を慣行。ここまで10試合で5勝1分け4敗のセリエA7位タイと苦しんでいる新チームだが、ドンナルンマは「強い選手がたくさんいることで、すぐに正しい化学反応を見つけるのは簡単じゃない」と述べつつ、目標達成に向けて意気込んだ。
 
「リーグ戦は長いんだ。そして、僕らは闘争心に溢れている」
 
 10節を終えたセリエAで首位を走るのは、ここまで9勝1分けのナポリ。続いてインテル、ラツィオ、ユベントスが続いている。ナポリ近郊出身のドンナルンマは、今シーズンの優勝争いについて「今年のナポリに欠けているものは何もない」と故郷のチームを後押しした。
 
 一方で、王者ユーベとイタリア代表の守護神で、憧れの存在でもあるジャンルイジ・ブッフォンには、「ピッチ内外でサッカーの歴史」と賛辞を寄せた。
 
「彼は試合で冷静だし、常に試合に出ようと意欲的だ。練習でも真剣そのもの。代表チームで見たけど、真っ先にピッチに来て、ジムを出るのも最後なんだよ」
 
 ブッフォン以外にもマヌエル・ノイアー(バイエルン)やティボー・クルトワ(チェルシー)、ユーゴ・ロリス(トッテナム)、ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)などワールドクラスのGKたちを称賛したドンナルンマは、自身について「まだ彼らよりもずっと下だ」と謙虚にコメント。対戦するのが嫌な選手には、リオネル・メッシ(バルセロナ)とクリスチアーノ・ロナウド(R・マドリー)を挙げている。
 
 ミランは現地時間10月28日(日本時間29日の午前1時キックオフ)のセリエA11節でユーベとの大一番に臨む。イタリア代表ではロシア・ワールドカップ後の現役引退を表明しているブッフォンの後継者として期待されるドンナルンマにとっても、改めて真価が問われる試合となる。

"本田圭佑のファッション"をミラン元同僚が絶賛「エレガントで完璧」
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