「ワールドクラスのゴラッソだ!」2戦連続弾の久保裕也に現地メディアが賛辞!

2017年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

疑惑の判定に泣かされたヘントと久保

華麗な切り返しから鮮やかなゴラッソを決めた久保。その一連のプレーにベルギー・メディアが唸った。 (C) Getty Images

 ベルギーの"スシボンバー"がようやく波に乗ってきた。

 現地時間10月27日に行なわれたベルギーリーグ第13節のシャルルロワ戦で、ヘントに所属するFW久保裕也が今シーズンのリーグ戦4点目をマークした。
 
 見せ場が訪れたのは、チームが2点のビハインドを背負った67分だ。
 
 バイタルエリアで味方のヘディングの落としを拾った久保は、ペナルティーエリア左へドリブルを仕掛けると、キックフェイントで相手DFを振り切り、ゴール右サイドネットに狙い澄ました一撃を突き刺した。
 
 日本代表FWの鮮烈ゴールで1点を返したヘントだったが、その後は攻撃陣が停滞。フル出場で存在を示した久保ながら、チームは1-2で敗れている。
 
 13位と苦しむヘントにとっては、優勝決定プレーオフ進出圏内の6位のワースランド=ベベレンとの勝点差が5に広がる手痛い黒星。とはいえ、2試合連続弾を決めた久保自身の調子は上向きで、そんなヘントの前線の核に対して現地メディアも賛辞を送る。
 
 ベルギー・メディア『Voetbalkrant』は、久保の豪快ショットについて、「ユウヤ・クボが鋭い切り返しから、美しい弧を描いた一撃でゴールの隅に決めた。ワールドクラスのゴラッソだ!」と絶賛した。
 
 また、この試合では開始5分に久保がボックス内で倒され、審判がVARで確認するもPKの判定にならないシーンがあった。その不可解な判定に同メディアは「クボが倒された時、誰もがボールがペナルティースポットにセットされるものだと思ったが、不思議なことにそれは起こらなかった」と疑問を呈した。
 
 そんな裁定が下されたこともあり、同じくベルギー・メディアの『Sporza』は、「ヘントとクボにとって決して良い試合ではなかったが、クボは美しいゴールを決めた。素晴らしい個人技と言うほかない」と称えている。
 
 現地時間11月3日に行なわれる14節の10位スタンダール・リエージュ戦は、順位が近い相手だけに上位浮上を狙う上で負けられないゲームだ。はたしてゴールラッシュの予感を漂わせる久保の3戦連発はあるか。そのパフォーマンスに注目だ。
 
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