トッテナム・ファンが「あれ」を投げつけて大騒動に! いったい何が?

2017年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムにとって散々な一戦に…。

逆転負けを喫して苦虫を噛み潰したような表情を浮かべるポチェティーノ監督。 (C) REUTERS/AFLO

 まさに愚行だった。現地時間10月25日に行なわれたカラバオカップ(リーグカップ)4回戦のトッテナム対ウェストハム戦で、あるサポーターの問題行動が物議を醸している。
 
 トッテナムが間借りしているウェンブリーで行なわれたロンドン対決は、前半にホームチームが2点を奪うも、後半にウェストハムが反撃を開始。55分と60分にアンドレ・アユーの得点で追いつくと、70分にアンジェロ・オグボンナのゴールで逆転に成功する。
 
 その後、トッテナムは猛攻を見せるも追いつくことはできずに、2-3でライバルに屈辱の逆転負けを喫した。
 
 試合後にトッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督が、「2点を決めて試合は終わったと思ったが……。レアル・マドリーとリバプールと戦った後ではモチベーションと集中力を保つのが難しかった。結果には失望している」と嘆くなど、トッテナムにとっては痛恨の敗戦となったのだが、最大の問題騒動はそんな試合中に起きていた。
 
 その物議を醸す事態を引き起こしたのは、敗者となったトッテナムの一人のファンだった。なんと、相手サポーターの陣取る客席に向かって、自らの尿を溜めたプラスチック容器を投げつけたのだ。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
 
 しかし、この男がお粗末なのは、その模様が仲間たちに動画で収められていたこと。スタンド内で自ら排尿し、それを笑顔で相手側に投げつけている様子はSNSを通じて拡散され、あっという間に大問題へと発展した。
 
 英国メディア『BBC』によれば、すでにトッテナムは調査を開始しており、クラブの広報官は、「この行ないは全くもって受け入れられない。現在調査中であり、個人を特定する作業を行っている」と述べたという。
 
 また、現地警察の『スコットランドヤード』も、「メトロポリタン・ポリス・サービス(MPS)は、10月25日の水曜日にウェンブリーで開催されたトッテナムとウェストハムの試合で起きたことを知っており、SNSで流れた映像も把握している。現在は個人の特定を急いでいる」と、声明を発表している。
 
 ライバルに2点差からの逆転負けを喫したことに加え、自軍サポーターの醜態……。トッテナムにとっては散々な一戦となった。
 
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