ドイツ移籍後初先発の関根「浦和から刺激をもらっている」

2017年10月25日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

セットプレーのキッカーを務めたが、前半で交代に…。

移籍後公式戦初スタメンの関根だが、前半で交代に。チームは逆転でベスト16に進出!(写真はFC Iogolstadtのtwitter,Facebookより引用)

[DFBカップ 2回戦]グロイター・フュルト 1-3 インゴルシュタット/10月24日/トロリ・アレーナ
 
 ブンデスリーガ2部のインゴルシュタットに所属する関根貴大が、DFBカップ(ドイツ杯)2回戦のグロイター・フュルト戦で、移籍後公式戦初先発を果たした。右サイドハーフに入りセットプレーのキッカーを務めるなど期待されたものの、ゴール前での相手の強力な守備網を攻略できずハーフタイムに交代を告げられた。
 
 試合はインゴルシュタットが3-1で勝利を収め、3回戦に駒を進めている。0-0で折り返したあと後半開始5分に1点ずつ取り合い、アウェーチームが終盤に2ゴールを叩き込み突き放した。
 
 試合後、チームが勝利を収めたものの厳しい表情を浮かべていた関根は、「また明日の練習から全力で取り組みます」と前を向いていた。また、今も浦和レッズから刺激を受けていることについても語った。
 
「刺激を受けています。試合を生中継で見ることができませんけど、リアルタイムで速報の情報をチェックしていました。フロンターレとの準々決勝第2戦は、文字情報だけでもしびれました。今も、たくさんの刺激をもらっています」
 
 浦和ではルーキーイヤーにジョーカー役として活躍し、2年目から右ウイングバックのレギュラーの座を掴んだ。

 そしてプロ4年目、22歳で決断した欧州挑戦。クラブがドイツ語教室を設け、ドイツ語も身に付いてきたそうで、今後、環境への順応はさらに進みそうだ。今回やや空回り気味だったが、チームメイトと相互理解を深めるなか、武器である1対1の仕掛け――ドリブルをチームにいかに還元するかが、ここから這い上がるためのポイントになってきそうだ。
 
取材・文:塚越 始
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