昨季の「CL収入」は優勝マドリーより8強レスターのほうが…

2017年10月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

優勝したレアル・マドリーの収益をレスターが上回る

優勝したマドリー(上)だが、CL収入は意外にもベスト8敗退のレスター(下)より低かった。(C)Getty Images

 いまや欧州チャンピオンズ・リーグは、パフォーマンスレベルはもちろん、財政面も世界最大のコンペティション。そんな大会の2016-17シーズンで各クラブは、どれだけの収益を得ていたかをイギリス紙『サン』が報じている。
 
 まず大会2連覇を達成したレアル・マドリーの収入は7260万ポンド(約109億円)。さすがにヨーロッパ最高峰の大会だけに夢のある金額だ。
 
 しかし、優勝したマドリーより多くの収益を得たクラブがあった。
 
 まずは、決勝でそのレアル・マドリーに敗れたユベントスで、なんと9890万ポンド(約148億円)を獲得。この金額は昨シーズン参加チームの最高額だ。そして、もう1チーム。ベスト8で敗退したにもかかわらず、レスターが7320万ポンド(約110億円)を稼ぎ出している。
 
 もちろん賞金額は優勝チームがもっとも高いが、国内でのテレビ放映権収入や分配金の割合などの違いが、このような逆転現象を生んだという。
 
 一方、出場国で最も収入の少なかったクラブは、グループステージで敗退したバーゼルの1460万ポンド(約22億円)だった。
 
 ちなみに、ヨーロッパリーグで優勝したマンチェスター・Uは、3980万ポンド(約60億円)と、チャンピオンズ・リーグのグループステージで敗退したトッテナムよりも多くの収益を上げている。
 
 2016-17チャンピオンズ・リーグの主なクラブの収入は以下の通り。

1位:ユベントス 9890万ポンド(約148億円)
2位:レスター 7320万ポンド(約110億円)
3位:レアル・マドリー 7260万ポンド(約109億円)
4位:ナポリ 5910万ポンド(約89億円)
5位:モナコ 5790万ポンド(約87億円)
6位:アーセナル 5780万ポンド(約87億円)
7位:アトレティコ・マドリー 5410万ポンド(約81億円)
8位:バルセロナ 5360万ポンド(約80億円)
9位:パリSG 4950万ポンド(約74億円)
10位;バイエルン 4900万ポンド(約74億円)
11位:ドルトムント 4732万ポンド(約71億円)
12位:マンチェスター・C 4500万ポンド(約68億円)
13位:トッテナム 3870万ポンド(約58億円)
 
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
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