“宿敵封じ”の長友佑都を伊メディアが称賛!「1対1で常に見事」

2017年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「守備でカジェホンの斜めの動きに注意した」との評価も。

前回の対戦ではしてやられたカジェホン(左)を封じた長友(右)。現地メディアの評価も上々だった。(C)Getty Images

 インテルは現地時間10月21日、セリエA第9節で首位ナポリと敵地で0-0と引き分けた。8試合で26ゴールという圧倒的な攻撃力を武器に、開幕8連勝を飾ったナポリを敵地でシャットアウトしての勝点1。ルチアーノ・スパレッティ監督のチームは、大きく評価を高めた。
 
 それは長友佑都も同じだ。対峙したホセ・マリア・カジェホンに裏を取らせず、最終ラインでクリーンシートに貢献。昨シーズンの34節はクリアミスからカジェホンに決勝点を許し、批判の嵐にさらされただけに、宿敵へのリベンジに成功したと言えるだろう。
 
 実際、辛口のイタリア・メディアも長友に高い採点をつけた。『コッリエレ・デッラ・セーラ』紙や、インテル専門サイトの『fcinter1908』と『fcinternews』の採点はそれぞれ「6」。fcinter1908は、ナポリの攻撃がより危険だったのは長友のサイドとしつつ「非常に注意深いプレー」だったと評価した。
 
 また、fcinternewsは長友が非常に高い位置取りだったにもかかわらず「カジェホンに対する守備応対をうまくこなすのに十分な走りを保証」と運動量を称賛。終了間際にオフサイドを取り切れず、ドリース・メルテンスの決定機を許す場面もあったと指摘しながら「要求された心身のエネルギー消耗を考えれば許せるミス」と擁護している。
 
 一方、『スカイ・スポーツ』や『メディアセット』は及第点を上回る「6.5」と採点。『calciomercato』も同様に「6.5」とし、「前半は何も間違えず。後半はもう少し相手に許すところもあったが、今は彼がレギュラーであるべきことを確かなものにした」と、ダウベルトとのポジション争いを制したのは妥当と称えた。
 
 一夜明けた22日付の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』と『コッリエレ・デッロ・スポルト』の両紙も、採点は「6.5」と高評価。前者は「守備でカジェホンの斜めの動きに注意した」と有益なプレーだったとし、後者も「1対1では常に見事だった」とカジェホンを消したことに賛辞を寄せている。
 
 またガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、カジェホンのパートで「長友とのマッチアップは肝だったが、カジェホンはまったく長友を苦しめられなかった」と綴った。
 
 7勝2分けで2位の座を保ったインテルは、24日の第10節でサンプドリアと対戦する。21日のクロトーネ戦で5-0と大勝し、暫定5位と好調なサンプドリアを相手に、インテルと長友は快進撃を続けることができるだろうか。
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