U-17W杯で活躍中の「ロマーリオ2世」を巡ってクラシコ勃発!?

2017年10月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

グループリーグの3試合で3戦連発!

4試合で3ゴールとU-17W杯でブラジルの躍進に貢献しているリンコン⑨。マドリーとバルサが獲得に興味を示しているようだ。 (C)Getty Images

 現在インドで開催中のU-17ワールドカップで準々決勝に勝ち進んでいるブラジル代表。将来有望なタレントがひしめくそのチームのなかでも、とびっきりの才能を見せつけているのがFWのリンコンだ。
 
 スペイン、北朝鮮、ニジェールと続いたグループリーグの3試合で3戦連発と爆発。ラウンド・オブ16のホンジュラス戦こそノーゴールに終わったものの、ブラジル代表のベスト8躍進に大きく貢献している。
 
 11歳から名門フラメンゴに所属するリンコンは、2000年12月16日生まれの16歳。左右両足を器用に使いこなし、空中戦にも強い万能型のストライカーで、ゴールへの強い意欲とゴール前の狡猾さ、多彩かつ精度の高いシュートが持ち味だ。往年の名手に例えるなら、タイプ的にはロマーリオに近いだろうか。ゴールが見えれば、どこからでも積極的に撃っていく。
 
 いずれセレソンのエースの座に君臨しうるスター候補だけに、欧州のメガクラブが放っておくはずがない。なかでも熱心な視線を注いでいるのが、レアル・マドリーとバルセロナだ。すでに後者はオファーを準備しているとも伝えられる。ちなみにパルメイラス側は、36億円前後の移籍金を要求しているようだ。
 
「僕はこれからもっと努力をしていくよ。ワールドクラスになるために」
 
 そう野心を隠さない16歳のビッグタレントが次に臨むのは、10月22日のドイツ戦(準々決勝)。この試合でもブラジルを勝利に導くゴールが奪えるか。興味は尽きない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事